とは考

「・・・とは」「・・・人とは」を思索

『「人見知り」は案外うまくいく』吉岡英幸

「人見知り」は案外うまくいく「人見知り」は案外うまくいく
(2006/09/15)
吉岡 英幸

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私自身、人見知りだと思っています。社交的なふりをすることもありますが、本質的に人見知りです。

この本の中で、著者が分析する人見知りの性格が、自分に当てはまることが多く、うなずきながら一気に読むことができました。

人見知りの性格を知る上で、参考になった箇所が20ほどありました。「本の一部」ですが、紹介したいと思います。



・会話には、何らかの目的があって会話する「目的型会話」と、特に目的のない「非目的型会話」がある。人見知りは、目的のない会話が苦手

・人見知りは、相手に対する親密度ではなく、相手が持っているコンテンツへの好奇心で、自分のコミュニケーションが変化する

・超社交的な人って、結構浮いている。自分のペースでしかコミュニケーションがとれない人は、決して本当の意味で「社交的」ではない

・「自分をさらけだしている」というのは、自分の評価がプラスになる都合のいい情報ばかり出している状態。だから、うっとうしい。さらけ出す人ほど自分をつくっている

・「社交的信仰」が強くあるが、社交的でない人が自分を変えようとしても無理がある。無理してる人に魅力を感じることはない

・超人見知りは、人にレッテルを貼らない。苦手な人の意見でも、いい意見だと思えば支持する。そのかわり、仲のいい人の意見でも、違うなと思ったら容赦なくダメ出しする。いい意味でも悪い意味でも、あまり人に執着しない

・超人見知りは、人をランクで見ない。自分にとって関心が高いか、興味のあるコンテンツを持っているかどうか、それがすべて

・最も有効な本音を引き出す方法は、インタビューテクニックを駆使することではなく、相手に対して本当の好奇心を持つこと

・「社交的な人」と「人望のある人」は似ているようで全然違う。社交的な人が能動的に人を集めてくるのに対して、人望のある人は「尊敬」という求心力で自然に人を惹きつける。しかも、人望があるために、社交的である必要がない

・与えることだけが決して人望ではない。ほっとけないと思わせる何かがあれば、それも立派な人望

・クリエイティブな人は、一瞬で頭の働きを外向き→内向き→外向き→内向きと切り替えることができ、勝手に自分の世界に入る

・逃避とは、リスクをとってやりたいことをやりぬく勇気。何かを成し遂げた人はみな過去に逃避を経験している

・仕事をしていく上で人脈は必要だが、「人脈づくり」は必要でない

・交流会の場には「高いレベルに自分を引き上げてくれる自分より魅力的な人に会いたい」と思っている人ばかり。つまり、自分と同じ魅力のない人ばかり集まっている

・超人見知りの関心は常に「人」より「コト」にある。この特徴は、仕事において、もっとも重要な「経験を学びに変える」能力そのもの

・「人脈」がなんとなく打算的な、自分本位な感じがあるのに対し、「縁」はどことなくあったかい、心の通い合う響きがある

・はっきりした基準のない世界で「技術が高い」と思わせるには、突き抜け感が必要。そのためには「オタク」になるのがいちばん

・「ブランド人」は結果的にそう言われるのであって、そう言われるまでは「変人」。「変わってるな」という評価が、ある日突然「ブランドがある」に変わる

・コンテンツ自体に興味があるのなら、友達になるチャンスはあるが、超人見知り同士だから共感できるというのは幻想。超人見知りは、社交的な人に囲まれ、超人見知りを貫き、浮きまくって生きていくのがいい



この本を読めば、人見知りでもいいんだ。人見知りという性格を生かして、生きていく術はいくらでもあるということがわかります。

人見知りの人にとっては、自分の性格を全面的に肯定してくれるので、安心できる書になるかもしれません。
[ 2010/06/22 08:10 ] 仕事の本 | TB(0) | CM(0)
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