とは学

「・・・とは」の哲学

『最強「出世」マニュアル』浅野泰生

最強「出世」マニュアル (マイナビ新書)最強「出世」マニュアル (マイナビ新書)
(2013/09/24)
浅野 泰生

商品詳細を見る

「出世とはテクニック」と言い切る著者が、その方法をマニュアルとして、まとめたものが本書です。

「上司が望むことを徹底的にすること」、それが出世するためのノウハウであると、実体験をもとに、記されています。その上司が望むこととは何か?それらをまとめてみました。



・「上司の困りごとは何なのか?」「上司は今何を求めているのか?」を考えて行動することが重要

・同じような力量の対象者が二人いたとき、手を挙げている人、上のポジションで仕事をしたいと言っている人に白羽の矢が立つ

・会社や上司が何を求めているかをまとめたものが「人事評価制度」。人事評価制度を理解し、「求める人材像」になるべく自らを変えていくことが、出世の重要なポイントの一つ

・「あの人、良い人だね」「悪い奴じゃないよね」で終わる人は、「人間力」が足りない人。「人間力」とは、「ビジネス上の利害関係者に何らかの影響を与え、それにより他者に変化を生じさせる能力

・「失敗」は明らかに「ミス」や「怠慢」とは違う。会社という組織は、小さな成果を上げる人よりも、多くの「失敗」から多くの学びを体得し、より大きな成果を追い求める人を求めている

・出世する人は、ほんの少し人より優れている「何か」をたくさん持っている。出世できない人は、特別な「何か」に注力しすぎて誰にでもできる当たり前のことを疎かにする

・会社に対して与えるものが何もない人は、会社から何も得ることはできない

・出世する人は、最初から「質」を追求せず、とことん仕事の「量」にこだわる

・出世する人は、夜の酒場も「勉強の場」と捉え、何事も前向きに吸収していく。出世できない人は、仕事とプライベートは一線を引きたいと考え、昼間とは違う人間関係を学ぶ場を逃す

・どんな仕事にも「お客様」は存在する。それは社外だけでなく、社内にも存在する。上司から仕事の依頼があった時点で、その上司はあなたの「お客様」。その「お客様」を満足させることができれば、あなたの評価は必ず上がる

・会社にいて仕事をしている間、ずっと猫をかぶり続けられれば、あなたの評価は必ず上がる
・「一晩考えさせてください」という人間には次のチャンスはない

・会社で役職が上位の人、特に企業経営者は「せっかち」な人が多い。出世する人はスピード感が違う。このスピード感とは、処理スピードというよりも、取りかかるまでのスピードや判断スピードを指す

・部下を成長させられない上司は、自分が停滞しているのに、部下だけを成長させようとするから失敗する

・社長は自分のコピーを求めている。社長の意見に無条件に賛同する「イエスマン」ではない。社長は、賛同してくれる社員が一人としていなくても毅然と自己の信念を貫こうとする「少数派与党」となれる「№2」を探している

・昔も今も、ビジネスマンには、「回答力」が求められる。質問に対し、嫌みなく理路整然と答えることができると、間違いなく相手に与える印象は向上する

・組織の中で、役職上の上下関係を「役割」と捉えれば、年齢の上下、社歴の長短、性別に関係なく誰とでも接することができる

・昼間は役職を全うし、夜は人生の先輩に対して、適切な配慮をすることが、出世する人間の危機管理につながる

・お金を出す時も、出してもらう時も、相手の気持ちを大事にする。自分が出す時以上に、出してもらう時には、気をつけないといけない。人間が小さく見えないように、気持ちよく自分のお金を使うことが、出世する人間の危機管理につながる



出世とは、大学受験のとき志望校の傾向と対策を練ったように、分析すれば、意外と簡単なものというのが、著者の意見です。

平社員から取締役に猛スピードで出世した著者の意見は、参考になる点が多いのではないでしょうか。


[ 2014/04/07 07:00 ] 出世の本 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL