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「・・・とは」の哲学

『100年続く老舗寝具店の店主が教える・最高の眠り方』大郷卓也

100年続く老舗寝具店の店主が教える 最高の眠り方100年続く老舗寝具店の店主が教える 最高の眠り方
(2013/02/21)
大郷 卓也

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著者は、老舗寝具店の店主で、睡眠の科学を追究されています。寝具の良し悪しだけにとどまらず、睡眠環境、睡眠時間、体温、呼吸、姿勢、ストレス、いびき、酒、水分と睡眠の関係など医学的な見地にも立たれています。

長い人生において、ぐっすり眠る術を身につけた人は、半分、成功を手中にしたのも同然かもしれません。この本には、ぐっすり眠るヒントが満載です。参考になる点が多々ありました。それらの一部を要約して、紹介させていただきます。



起きているときの姿勢が、そのまま寝姿勢につながり、起きているときの呼吸方法は、引き続き眠っているときにも継承される

・睡眠時間については気にする人が多いが、睡眠の質の善し悪しについて意識する人はあまり多くない。本当に大切なのは、どれだけ眠ったかではなく、どんなふうに眠ったか

・睡眠の質を上げるには、「寝姿勢」「呼吸」「寝具」「適度な運動」の4つを改善する必要がある

眠りに関する悩みワースト5は、第1位「肩が痛い」、第2位「夜中に目が覚める」、第3位「寝付きが悪い」、第4位「腰が痛い」、第5位「疲れがとれない」

・手足などの部分冷えに悩んでいる人は、たいてい不眠に悩まされていたり、眠りの質が低くて、慢性的な疲れを感じている。冷えと不眠の間に相関関係がある

・女性の睡眠の質は、出産・子育てによって著しく低下する。その理由は、妊娠から出産、幼児期までの習慣から生まれる、眠るときの横向きの寝姿勢にある

・健康な体のためには、正しく整った呼吸をする習慣が大切。睡眠時の呼吸は、無意識に行われるものだが、大切なのは、意識して鼻呼吸すること。口で呼吸をすると、口の中が渇き、朝起きたとき、喉がヒリヒリしたり、声が出にくくなったりする

・骨や筋肉の成長を助ける成長ホルモンは、眠っている間に分泌される。成長ホルモンが最も多く分泌される時間帯が、午後10時から午前2時までの間

・人は眠りにつくとき、0.5度ほど体温を上げてから、少しずつ下げていく。そのときに眠りに落ちる。これは、日中酷使した体を冷やして休めるため、体内の熱を体表に出す生理現象

・「太陽の光」「適度な運動」「規則正しい生活」の三つをきちんと取り込んでいれば、セロトニンが機能し、良い眠りを手に入れることができる

・体や心の不調は、実は全部つながっていて、その源流をたどれば必ずストレスに行き着く。そのストレスをたどれば睡眠障害につながる

・女性が長年横向き寝を続けていると、鎖骨が体の重みに引っ張られ、弓なりに湾曲してきてしまう。寝る姿勢はあくまでも仰向けが理想

・敷布団は「筋肉と同じくらいの柔らかさ」のものがベスト。これは、体と布団の間のすき間に、手がスッと入らないくらいのへこみ具合

・寝ていて寒さを感じる原因は、掛布団ではなく敷布団にある。敷布団が暖かい空気を含むことができない状態になっている。敷布団はふっくらとしたものがよい

・頭ばっかり使って、肉体がそれに伴う疲れ方をしていないときには、眠りについた直後から、夢ばかり見ることになる。目覚めもすっきりせずに、おかしな夢を見たという気持ちだけが残る

・不眠で悩む人の体は、一様に背骨のわきの筋肉が硬くなっている

・眠れない人に質問すると、高確率で「湯船に入らない」と言う。シャワーで済ませる人が多い

ぐっすり眠るためには、「仰向け寝」「鼻呼吸」「適正な寝具」「安眠のための適度な運動」睡眠時の4つの習慣が必要

枕の高さは、「1~2cm」(一般女性)「3~4cm」(一般男性)「5~7cm」(高めの枕に慣れている人、体格のいい人)がおすすめ。でも、敷布団の硬さで枕の最適な高さも変わる。敷布団との組み合わせが重要



何がいい睡眠かは、個人差があるように思います。自分に合った睡眠を見つけ、ぐっすり眠ることができれば、人生は3分の1充実したことになります。

本書は、自分に合った快適な睡眠を試行錯誤しながら、見つけ出していくのに最適な書ではないでしょうか。


[ 2013/11/03 07:00 ] 健康の本 | TB(0) | CM(0)
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