とは学

「・・・とは」の哲学

『定年から輝く生き方・一生モノの成功法則』帯津良一

定年から輝く生き方 一生モノの成功法則定年から輝く生き方 一生モノの成功法則
(2010/06/18)
帯津 良一

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著者は、総合病院の設立者であり、名誉院長です。帯津三敬病院は、末期がん患者が訪れる病院として有名だそうです。

著者は、現在、講演を中心に活動をされています。長年の診療を通して、独自の人生観と世界観を有されています。それらの一部を要約して、紹介させていただきます。



・理想とする人生は、最後まで内なる命のエネルギーを高め続ける人生。命のエネルギーが高まれば、心の豊かさや品性が保たれ、最後にゆるぎない心の安寧にたどりつく。目先の欲得など潔く捨て去り、何事にも動じることなく、颯爽とした人生を送ることができる

・命のエネルギーが高まった人生は、「不安がなくなる」「自己と他者のつながりが実感できる」「流れに乗ることができる」「ストレスが少なくなる」「自然治癒力が上がる」「執着がなくなる」

・すでに引退しているのに、昔の役職の名刺を持ち歩いたり、過去の栄光の話に終始したりする人たちの話を聞いていても、ちっとも「ときめき」がない

・つらいことも苦しみも、病気も老いも、そのすべてを経験し、乗り越えることにより、命のエネルギーがどんどん高まっていき、最後に揺るぎない「豊かな心」の境地に到達する。それが、この世を生きること

もまれて、磨かれて、そして最後に到達した時点で、魂がどれだけ輝くものになっているか。軸はそこにある

・年齢とともに、命のエネルギーを大いに躍動させ、進化し続けること。それが「定年後に輝く人生」。それこそが、人生における本当の「成功」「幸せ」。目先の成功や出世などどうでもよい

・自分を育ててくれた社会や地元にお返しするという選択は、利己的でなく「利他」に生きる人生。最後まで輝く生き方として見事なもの

・エリート意識の塊になってしまうと、頭が固くなり、患者の声よりもデータを重視する治療しかできなくなる。患者のための医療ではなく、自分たちのための医療になってしまう

・謙虚さを忘れた人は、修行の如何にかかわらず、命のエネルギーがどんどん下降する

哲学を持たない成功は、人生にとってマイナスにしか働かない。つまり、若いうちに成功してしまうと、後の人生に悪影響を及ぼしてしまう

・死んだらおしまいだとすれば、心が荒廃し、結果的に刹那的な喜びを求めたり、さまざまな不祥事や犯罪が起こったりする。死後の世界というファンタジーを忘れてしまった社会には、無用の争いが起こる

・場があれば、そこには必ずエネルギーが存在する。いい場に身を置けば、いいエネルギーがもらえる。場というものを意識することが、健康を保つ意味でも、運気を上げるためにおいても不可欠なこと

・人間は年齢と共に丸く、穏やかになっていくのが理想だから、顔つきも柔和な雰囲気になっていくべき。見たときに、誰もがほっとするような顔、それが本当の人相のいい顔

・「1.一日一日を丁寧に、心を込めて生きること」「2.お互いの人間存在の尊厳を認め合って生きること」「3.自然との接触を怠らないこと」

・私たちは、時として、自分の力で生きているような気になっている。けれども、本当は、誰もが大いなる生命の循環の中で生かされている。「他力と自力の統合」が必要

・生かされているということを無視して生きていると、流れに逆らうことになり、天の応援は受けられなくなる。だから、大いなる命の流れに身を任せることが必要

・相手に譲ることができないから、腹が立ち、怒る。しかし、人生でどうしても主張しなければならないことなど、そんなにないもの

・感謝をすれば、よいことが起こるから、これをしきりに行うというのは本末転倒。だいたい、いい年をして、「ありがとう」を連発するのは恥ずかしい。感謝は声高に表立ってするのではなく、陰でするもの



人生の目標やゴールを何に置くかで、生き方が変わってきます。著者の言うように、命のエネルギーを燃やしながら、ときめき、進化し続けることを目標にするならば、目先の成功や出世などどうでもよくなるのかもしれません。

本書は、定年後こそ、長い人生の始まりとして、行動することの大切さを教えてくれる書ではないでしょうか。


[ 2013/07/14 07:00 ] 老後の本 | TB(0) | CM(0)
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