とは学

「・・・とは」の哲学

『ためこまない生き方』越山雅代

ためこまない生き方ためこまない生き方
(2011/02/11)
越山雅代

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著者は、アメリカで手広く商売を営んでおられる方です。シカゴ在住だそうです。

アメリカで成功した理由が精神面によるものとして、本書で、その考え方を公開されています。その中で、注目すべき点がいくつかありました。それらの一部を要約して、紹介させていただきます。



・人間は「出す」生き物。息を吸い込んだままでは死んでしまう。「出すもの」を我慢するのは、つらいだけでなく、生死に影響する。出すことは、とても大切なこと。心や体が病気になるのも、「出す」ものを出さず、ためこみ、抱え込んでいるから

・「腕利きの船乗りは荒海を好む」(中村天風)。今挑戦している大きな試練や困難な体験を通して、人はこの先さらに成長していく。この世は学びの場

・人生には、それまでの寝ぼけた自分をたたき起こしてくれる目覚し時計が用意されている。このベルは、「お金」や「健康」、「人間関係」の不調、という形で現れる

・「喜びはどんなに大袈裟に表現してもよい」(中村天風)。自分の気持ちを「拡声器」を使って、大きく膨らまして伝えること。コツは、「感謝はやや大袈裟に、ただし誠実に」

・「キャンセル、キャンセル」。これはアメリカでよく使われている言葉。嫌なこと、悪いことを考えてしまったら、この言葉を唱えて、「心配しなかった」ことにしてしまえばいい

・「いいことの告げ口」は、よい人間関係をつくるチャンスになる

・「強運」な人のほとんどは、一見、「不運」のような人であり、チャレンジや課題の多い人生を歩んでいる

・人は、本来、「人の喜ぶことをする」ことに、大きな喜びを感じるようにできている。だから、人が助ける機会を奪ってはいけない。変な遠慮やプライドを捨て、素直に助けを求めること。人に尽すのが「与える」ことならば、人の助けを受けるのも「与える」こと

・天真爛漫を「超訳」すると、「周りのことなど気にしない、天の真実にそった生き方

・困難なことに出合っても、それを「耐えなければならない修行」から、「○○大作戦」というゲームにしてしまうこと。「大作戦」という名前をつけると、不思議とやる気が出て、本気で計画を練るので、成功する

・相手の「気持ち」になっても、一緒の感情を味わうことができるだけ。相手の「」となって初めて、その人の納得できる的確なアドバイスができるようになる

・必死で、一生懸命で、少し危なっかしいところがあると、多くの人は「そのまま放っておいたら大変なことになってまずい」と本能的に感じ、進んで助けてくれるようになる

・「やります宣言」のメリットは、周りの人があなたの目標を知って、その目標に向かって頑張っている姿を見ると、ついつい手助けをしたくなること

・「できない人」に「できない人」だと文句を言っている間は、あなたも「できない人

・成功者に共通しているのは、心が豊かで、夢や目標に無心に一生懸命に向かっていくこと。そして、子供のように無邪気で、自然体で、シンプルで、気取らないこと

・「神様」とは、何か人間の知恵や理性を遥かに超えた「大いなる力」「高次元の意思」といったイメージのもの

・明治維新の志士たちは、あかぬけない恰好で、愛想のない顔をして、鋭い目でにらみつける「茶髪でやんちゃな田舎の暴走族」のような人たち

・情報や叡智は、お金や物より、人の人生に大きな影響を与える貴重なもの。せっかく持っている情報はどんどん出すこと。情報源になると愛される

・何かをやろうというときに一番大切なのは「ASK」。「ASK」には、「尋ねる」ことと「助けを乞う」ことの二つの意味がある。成功したければ、とにかくなんでも「ASK」

夢を奪う人は、「やろうかな、やめようかな」と迷っているときに相談しても、「そんなこと、うまくいくはずがない」しか言ってくれない。夢を奪う人には気をつけること

・アメリカには「Street Smart」(路上の叡智)という言葉がある。多くの成功者は、路上で賢くなった人が山ほどいる



本書を読むと、日米の成功哲学は、表現方法は違えども、同じものを感じます。

天真爛漫な人が、自分の可能性を信じ、目標に向かって努力していれば、その姿に、人は心を打つのかもしれません。まずは、天真爛漫になることから始めていきたいものです。


[ 2013/06/24 07:00 ] 出世の本 | TB(0) | CM(0)
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