とは考

「・・・とは」「・・・人とは」を思索

『青木流・人間鑑定図鑑―一瞬に読む145の方程式』青木雄二

青木流人間鑑定図鑑―一瞬に読む145の方程式青木流人間鑑定図鑑―一瞬に読む145の方程式
(2002/08)
青木 雄二

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青木雄二さんの著書を紹介するのは、「ゼニの幸福論」「青木雄二金言集」「銭道実践編」に次ぎ4冊目です。

前の3冊は、青木雄二さんの思想や哲学をまとめたものですが、今回の書は、本業の漫画の技術に関するものです。「ナニワ金融道」に登場する人物の描写をどのように行ったかについても言及されています。

表情、しぐさから、人間の本心、本音、素性をどのように知るかの記述は、非常に参考になります。それらの一部を紹介させていただきます。



・何かを隠している人は、バレないように、手をポケットに入れる。無意識に手を隠すのは、相手を拒絶するか、隠しごとがあるとき

・相手の心変わりは、手のひらの動きで読める。相手の手のひらが返されたときは要注意

・自らが抱えている大きな矛盾に直面したとき、人はこぶしを握りしめる傾向がある

・人が話の途中で、人差し指を立てたら、自信に満ちているか、力を誇示したい場合

・両手を合わせ、もみ手をするのは、相手に頼みごとやある場合か、謝罪の意味がある

・体の前で、両手を組み交わす動作は、心を開かない(一線を画したい)気持ちの表れ

・胸の高い位置でする腕組みは、相手より優位性を誇示したいときにする。エリート意識の強い男がよくするポーズ

手を頭の後ろで組むのは、そろそろ話を切り上げたいという無言のサイン。同じしぐさでも、相手が笑顔を浮かべている場合は、こちらに気を許して、リラックスしている

・食べ物を口に入れたまま話す人は、せっかちな性格。箸やフォークを振り回す人は、自制心がなく、いい加減な人

・アゴに受話器をはさんで話すのは、相手を見下している証拠。電話中に、メモ用紙に会話と関係のないことを書いているのは、相手の話にまったく興味のない証拠

頬づえをつくのは、心身ともに疲れ果て、生命力が弱っているとき。また、頬づえをつくクセのある人は、短気な人が多い

・親指と人差し指でアゴをはさむようにして触るクセをもっている人は、カネに対する執着心がかなり強いタイプで、注意が必要

・人が首筋に手をやるのは、自分の負けを認め、もうこの話は終わりにしてほしいという意味合いを含んでいる

・相手の肩や膝などをぽんぽん叩くのは、相手の出方がどう出るか反応を見るときや、「ヨシヨシようやった」とその労をねぎらうとき

・ウソをついているとき、男は視線をそらすが、女はいざとなると相手を直視する

・常に上目づかいをする人は、他力本願で、人の顔色ばかり伺う受け身のタイプ

・目線が左に向く人の性格は、感情やイメージでものごとを考えるタイプ。目線が右に動く人の性格は、理詰めで冷静にものごとを考えるタイプ

・じーっと一点を見つめているのは、次の手を考えている証拠。言葉にはしなくても、相手に対する敵対心をふつふつとたぎらせている場合がある

不自然な微笑みは、自分の感情を隠すときに出てくる。本物の笑顔とつくり笑いの違いは、目が笑っているかどうか

口の両端を少しだけ上げる笑顔は、他人の干渉を拒む気持ちが表われている。また、相手を格下だと見下しているケースも多い

うつむきながら笑う人間は、なにか悪だくみをしている証拠

・肘かけに手や肘を置くクセのある人は、お人好しで、他人にいいようにまるめこまれることが多い

・カバンや書類を抱えている人は、腕組みよりもさらに強く、防御意識が強く働いている



まるで、役者がよく読む「演劇論」(言葉以外で心情を語る技術書)のような感じの書です。逆に考えたら、「読心術」のノウハウが、本書に詰まっているということです。

また、漫画のカットがページ毎に付いているので、見やすく、わかりやすい構成になっています。騙されることが多い人には、参考になるところが多いのではないでしょうか。


[ 2013/02/06 07:03 ] 青木雄二・本 | TB(0) | CM(0)
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