とは考

「・・・とは」「・・・人とは」を思索

『12歳までに身につけたいお金の基礎教育』横田濱夫

12歳までに身につけたいお金の基礎教育 (講談社文庫)12歳までに身につけたいお金の基礎教育 (講談社文庫)
(2004/10)
横田 濱夫

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横田濱夫氏の本を紹介するのは、「暮らしてわかった年収100万円生活術」に次ぎ、2冊目です。

著者の本は、体験に基づいて書かれている場合が多いので、生活実感にマッチします。

本書は、子供への金銭教育が、その内容です。ためになることが多々ありました。「本の一部」ですが、紹介させていただきます。



・家計の節約には、家族全員を巻き込むのが効果的。子供を含め、家族それぞれに役職(電気大臣、ガス大臣、通信大臣など)を与え、各節約項目の責任者になってもらう

・子供には、日頃から、タダの話に乗ってはいけないという基本を徹底しておくこと。「タダには近づかない」「オマケはタダではない」「タダでくれる時は裏に魂胆がある」「タダで物をもらうと、以降頼みを断れなくなり、最後にはその人の子分になってしまう」

・コストカットは企業経営の基本。それと同様、節約なしに健全な家計運営などあり得ない

・目に見える財産など、食いつぶしてしまうのは簡単。重要なのは、「子供が自力で、より多くを稼げるようにしてやること」。それが何よりの遺産相続。真の愛情とは、本来、そうあるべきもの

・贈り物とは、金額や形式ではない。「相手の喜ぶ顔を見たい」という、純粋な気持ちから出るもの

・「テレビCMに出ているタレントは、その商品が好きでもないのに、いい顔して、すすめて、高いお金をもらっている」ことを子供に教えること。夢を壊すことで、お金の現実を見せる。賢い消費者に育てるには、世の中の構図を教えなければならない

・限られた予算の範囲内で、自分の満足度を極大化できる店や商品を、いくつもの候補の中から、自らの意思と判断で選ぶのが、賢い消費者。主導権と選択権は、あくまでこちら側にあるのであって、店やメーカー側にあるのではない

・本当のお金持ちは、辺りに細心の注意を払い、コソコソするくらいの用心深さで、お金を取り扱う。反対に、貧乏な人ほど無神経。周りに人がいることなどおかまいなしに、財布を広げる

・目の前で、お金を見せられた者は、必ずそのお金が欲しくなる。最初はそんな気がなかった善良な人間でも、ふと欲望が湧いてくるもの。お金持ちが、周りに気を遣うのは、お金を見る側の心理をよく知っているから

・お金を「見せる」だけでなく、お金がある事実を人に知られることもよくない。カネを騙し取ってやろうという魂胆がある人間を近づけないこと

・「人からお金を借りる」ことは、早晩「人から嫌われる」と同義語。借りたお金を返さないのは、約束を守らないこと。約束を守らないと、信用を失い、仲間を失い、人から嫌われ、性格はだらしなくなっていく。友達からお金を借りて、いいことは何一つない

・「金を借りる友達」イコール「ルーズな人間」であり、「ルーズな人間」イコール「付き合うべきでない人間」。そんな悪い友達を見捨てる勇気も必要

・銀行には、厳しいノルマがあった手前、欠陥商品だとわかっていても、それを売るしかなかった。そんな経験から言えることは、「一度断ったにもかかわらず、相手が何度も勧めてくる商品にロクなものはない」ということ。これは金融商品以外にも当てはまること

お金に清い人は、一部から「カタブツ」と煙たがられるが、大多数から「クリーンな人」と尊敬される

・一昨年より去年、去年より今年と、次第に増えていく残高を通帳上で確認させることにより、子供は否が応でも「貯金の喜び」を知ることになる。子供名義の通帳をつくること

・貯めてから買う。いったん、この順番を崩すと、後は悲劇が待っている。多重債務者になるのは、貯める前に買ってしまっているから。「待つ我慢」の訓練は。子供の頃からしておく必要がある

・「ダラダラ他人に合わせるだけでなく、自分の意思で行動する」「お金をスマートに使う」ことの大事さを子供に教える機会を設けること



お金は大事なはずなのに、学校教育では教えてくれません。したがって、家庭での教育が主になります。

家庭での間違った金銭教育をただす意味で、親が本書を読み、それを子供にも教えることが、大事なように感じました。


[ 2012/05/22 07:01 ] 横田濱夫・本 | TB(0) | CM(0)
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