とは考

「・・・とは」「・・・人とは」を思索

『ナイチンゲール心に効く言葉』フローレンス・ナイチンゲール

ナイチンゲール 心に効く言葉ナイチンゲール 心に効く言葉
(2010/03/19)
フローレンス・ナイチンゲール

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ナイチンゲールの本を紹介するのは、「ナイチンゲール言葉集」に次いで、2冊目です。

さすがに、近代看護の祖と言われるだけあって、看護に対する使命と固い意志が半端じゃありません。

プロフェッショナルとしての看護師育成を目指した理念や思想は、今でもバイブルになっています。ナイチンゲールの数あるすごい言葉を「本の一部」ですが、紹介させていただきます。



・年ごと、月ごと、週ごとに、進歩を重ねていない限り、自分は退歩していると思って間違いない。立派な人間であるためには、つねに向上していなければならない

・結局のところ、どんな訓練も、その目的は、自分自身を訓練する方法、自分でものごとを観察する方法、自分でものごとを考え抜く方法を、私たちに教えることである

・優秀な看護師は、仕事を始めて何年経とうと、「毎日、何かを学んでいる

・謙遜は、自分自身を卑下することであり、自分を他者よりも下に位置づけると同時に、他者もそうすべきと望むこと。私が望むのは、偽りの自己評価ではなく、正確な自己評価

・真の友情は、素朴で女性らしく、素直なもの。弱さ、愚かさ、溺愛、騒々しさ、おふざけ、やりすぎ、さらに、嫉妬やわがままとは無縁

・相手の秘密に立ち入ろうとしたり、境遇に好奇心をもったりもせず、友の存在を心から喜び、そばにいないときも、その人を忘れないのが、真の友情

・自分に対して親切ではない人に、親切にすること。自分に対して不愉快なふるまいをする人に、礼儀正しくふるまうこと。深く傷つけられたときにも、その場で相手を許すこと。つまり、相手が足りないことを、自分がすること

・自分の心と知性を、そして理にかなった奉仕を、出し惜しみしてはいけない

気に入らない仕事でも、高い志をもってやり続け、やがて、その仕事が好きになれるかどうか。それが本物の看護師になるための試練である

・患者への質問は、誘導尋問になりがちで、何も引き出せない。五つか六つの鋭い質問で、全体の状況を引き出し、患者の「現在の状態」を正確に把握し、報告できる人は少ない

・自由にも従順さが必要である。なぜなら、看護師に必要な従順さとは、奴隷の従順さではなく、知性から生まれる従順さだから

・後悔は、本物の感情ではない。実際に存在する感情ではない。後悔は過去の自分を責める気持ち。後悔の念に屈すること、すなわち、防ぎようのなかったことに関して自分を責めるのは、正しいことではない。誤りを嫌悪すること、それが正しいこと

・人に対する批判的な心を和らげる最良の方法は、自分が批判している相手の役に立とうと努めること

・自分の管理下にある人たちの仕事ぶりを、探偵としてではなく、審判員として見守ること

・他人を管理するために何よりも求められる要因は、自分自身を管理できる人間であること

・人をおさめる者は、人をおさめたいとい欲の持ち主であってはならない。その立場に最もふさわしい人は、往々にして、人を支配することに全く気が進まないもの。しかし、必要に迫られて、そうなったときには、それを神の使命として受け止める

人をおさめる人に必要なものは、信頼に足る人であること。時間を守ること。物静かで、几帳面であること。清潔で、身だしなみがきちんとしていること。忍耐強く、ほがらかで、思いやりがあること

・これは仕事だからとか、これをすると出世につながるからなどという考えでいると、人の目があるときだけ、真面目に働くようになり、本当に信頼に足る人間にはなれない

・権威だと気づかれもせず、権威をふりかざすこともない。これこそ権威のあるべき姿



自分の好き嫌いや感情を後回しにして、それが気に入らないことであっても、客のために最善を尽くすのが、プロフェッショナルです。

今の日本の巷には、ニセのプロフェッショナルが横行しているように思います。プロフェッショナルの原点は、ナイチンゲールの「看護師の心得」にあるように思います。

プロフェッショナルを目指す人は、どんな職業であれ、ナイチンゲールを知っておくことは大事なことではないでしょうか。
[ 2012/05/14 07:06 ] 偉人の本 | TB(0) | CM(0)
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