とは考

「・・・とは」「・・・人とは」を思索

ブームとは

1.ブームとは、
「大衆の中から突然巻き上がるもの」です。トレンドは、特定の階級や集団から自然に湧いてくるものです。ブームの息が短いのは、そのためです

2.ブームとは、
「商売的には、来るのを待ち構え、もし来たら、その機を逃さずに、乗っていくもの」です

3.ブームとは、
「最初に違いのわかる人が気づき、やがて、火が点き、燃え上がってくるもの」です。最初から、一斉に燃え上がるわけではないものです

4.ブームとは、
「流行に名前がついて、大流行になった現象のこと」です

犯罪とは

1.犯罪とは、
「自暴自棄になった奴が起こすもの」です。目つきを見ればわかるものです

2.犯罪とは、
「世間につまはじきにされ、居場所のなくなった奴が起こすもの」です

3.犯罪とは、
「目先の利益しか考えられなくなった奴が起こすもの」です。つまり、後々の不利益を考えられない奴が起こすものです

4.犯罪とは、
「元犯罪者から直接話を聞いて、それを躊躇させることができれば、減るもの」です

日本社会とは

1.日本社会とは、
「みんなと同じだと安心するが、みんなと違うことをする人がいたら不安になって、攻撃してくる社会」です

2.日本社会とは、
「同じ価値観を共有し合っている社会」です。だから、価値観が違うと生きにくいし、のけ者にされるものです

3.日本社会とは、
「身内に徹底的に優しく、身内以外には、冷たく当たる社会」です

4.日本社会とは、
「言い放しが許される社会」です。身内が言ったことは、間違っていてもお咎めはないものです

5.日本社会とは、
「笑顔とカラ元気さえあれば、許してもらえる社会」です

6.日本社会とは、
「放っておかれる自由がない社会」です。世間の目から逃れるには、強い意志力が必要です

7.日本社会とは、
「野生児が活躍しにくい社会」です。過保護の大人が、監視しているからです

都市とは

1.都市とは、
「誠実に別れることが求められるところ」です。田舎とは、「誠実に付き合うことが求められるところ」です

2.都市とは、「顔が広い人が得するところ」です。都市では、親友よりも知り合いの数が多いほうが得するものです

3.都市とは、
「コミュニケーションが苦手な人にはつらいところ」です

4.都市とは、
「田舎を捨てた人が依存するところ」です。逃げ場所としてはいいところです

5.都市とは、
「ハレの世界」です。田舎とは、「ケの世界」です。都市で暮らそうとしたら、ケの世界を家庭に求めるべきです

6.都市とは、
「仕事の『分業』と、モノやサービスの『市場』によって、発展してきたもの」です

7.都市とは、
「生産活動から消費活動に、市民の思考が入れ変わったとき、大きく発展するもの」です

8.都市とは、
「産業圏ではなくて、生活圏のこと」です。だから、拡大し過ぎたら、移動が不自由になり、不便が生じてくるもの」です

中央集権とは

1.中央集権とは、
「自分らのやり方が一番と考えている人たちで運営される政治機構のこと」です

2.中央集権とは、
「独裁主義と官僚主義のあらわれ」です。先行き恐ろしいものです

3.中央集権とは、
「地方の文化や個性を潰していくことで、実現するもの」です

4.中央集権とは、
「社会主義ということ」です。地方分権とは、「民主主義ということ」です

5.中央集権とは、
「強い通貨と強い軍隊を持つために必要となる制度」です

秩序とは

1.秩序とは、
「均衡し合う力によって保たれているもの」です。どちらかが、強くなっても、弱くなってもいけないものです

2.秩序とは、
「報いの少なさと、希望の持てなさによって、保てなくなるもの」です

3.秩序とは、
「利害によって、捨て去られるもの」です。カネのチカラは恐ろしいものです

4.秩序とは、
「酒とバクチと宗教で不満を吸収することで、維持されるもの」です。この世には、ハケ口というものが必要です

正しさとは

1.正しさとは、
「わかっているけどなかなかやれないもの」です。楽しさとは、「わかっているけどやめられないもの」です

2.正しさとは、
「我欲と不安がなくなった人だけが発言できるもの」です。そんな人、滅多にいないものです

3.正しさとは、
「人により、時代により、国により、違ってくるもの」です。正しさを絶対なるものと考えないことです

4.正しさとは、
「時間が経ってもまだ正しいと思えたら、間違いないもの」です

5.正しさとは、
「人を苦しめるもの」です。同時に、正しくないことも人を苦しめるものです。つまり、正しさの概念から解放されないと、楽になれないものです

6.正しさとは、
「自分が不利益を被りそうだから、主張しているもの」です。正しさは、卑しさの裏返しです

7.正しさとは、「主張すれば、人を傷つけるもの」です。努力とは、「強制すれば、人を苦しめるもの」です。正しさと努力を押しつけてくる人には近寄らないことです

多数決とは

1.多数決とは、
「議論するのが面倒くさいと思っている人ほど、すぐに採ろうとする決定方法」です

2.多数決とは、
「多数者が少数者をよそ者にしても許される制度」です

3.多数決とは、
「正しさを表すものではないもの」です。でも、多い方に付いていれば、得することだけは確かです

4.多数決とは、
「その時代の社会情勢や風潮に影響を受けてしまうもの」です

5.多数決とは、
「平常時にはうまく機能するもの」です。異常時には、賢いリーダーの独断と実行力が必要です

大義名分とは

1.大義名分とは、
「人の目を輝かせるもの」です。やる気を起こさせるには、『世のため、人のため』というお題目が必要です

2.大義名分とは、
「損得勘定で動いている人を、損得抜きで動かす大きな力になるもの」です

3.大義名分とは、
「大勢の人を一度に動かすのに、必要不可欠のもの」です

4.大義名分とは、
「意見のくい違いを減らすために使われるもの」です。大義名分に酔った人は、自分をなくしていくからです

扇動とは

1.扇動とは、
「感情に訴えて、大衆をそそのかそうとすること」です。扇動家は、そそのかせることに失敗すれば、素早く逃げていくものです

2.扇動とは、
「希望的なウソをつき、人を騙すこと」です。ウソとわかるまで、責められないので、堂々としているものです

3.扇動とは、
「人に目標を与えて、嫉妬を吹きこむこと」です。それによって、強欲な人間に変身させることができるからです

4.扇動とは、
「人々の『怒り』の気持ちに火を点ける行為」です。火を点けられないように用心することです

戦争とは

1.戦争とは、
「自分の考えを押しつけ合う頑固な国同士の喧嘩」です

2.戦争とは、
「勝つことが目的ではなくて、平和な世の中をつくることが目的のもの」です。戦わない戦争もあるものです

3.戦争とは、
「経済力と軍事力と技術力を、情報力と広報力によって高めて、戦わずして勝ちに持ち込めればいいもの」です

4.戦争とは、
「『武力』『情報力』『経済力』の3つで大勢が決まるもの」です。その中で、最もコストパフォーマンスが高いのは、『情報力』です

5.戦争とは、
「食料とエネルギーを国民に提供することを怠った国が起こすもの」です。戦争を避けるためにも、食料とエネルギーは確保しておくものです

6.戦争とは、
「得をしている人(既得権者)が、得を奪われたくないので、するもの」です。得していない人は無理に参加しないほうがいいものです

先進国とは

1.先進国とは、
「科学技術のレベルが高い国」です。社会の発展は、科学技術に依存しているものです

2.先進国とは、
「個人の力を組織に取り込むことに成功した国」です。つまり、マネジメントが優秀な国です

3.先進国とは、
「『労働時間当たり所得』が高い国」です。国民がガツガツしていないものです

4.先進国とは、
「『上流2割、下流8割』の格差社会になっても、下流が食っていける国」です

5.先進国とは、
「民衆の欲が強い国」です。後進国とは、「支配者の欲が強くて、民衆の欲が弱い国」です

全員一致とは

1.全員一致とは、
「情報化が進んだ現代は、疑わないといけないもの」です。それは、一人の言ったことが、全員に伝わっただけだからです

2.全員一致とは、
「われ関せずということ」です。何の気持ちも入っていない意見です

3.全員一致とは、
「不遇なもの、貧しいもの同士が一致した意見ということ」です

4.全員一致とは、
「議論の終わりを意味するもの」です。全員が同じ考えなど、あり得ない話だからです

善とは

1.善とは、
「親切な行為」です。おせっかいな行為は、善ではなく悪です

2.善とは、
「相手の役に立っていても、自分の役にはあまり立っていないこと」です

3.善とは、
「止むを得ず、行うもの」です。悪とは、「止むに止まれず、行うもの」です。善も悪も、切羽詰まって、行うものです

4.善とは、
「そこに勇気と責任が伴っていなければ、むしろ、害を及ぼすもの」です

世論とは

1.世論とは、
「『世の中、不公平だ』と思っている人たちの意見」です

2.世論とは、
「誰かの意見が拡がって、多数の意見になったもの」です。個々人が自分で考えた意見を集めたものではないものです

3.世論とは、
「政治の世界では、支配者の意見ということ」です

4.世論とは、
「他国や他地域と大きく違う場合は、誰かが洗脳しようとしていると見ていいもの」です

世間体とは

1.世間体とは、
「少しだけ気にするもの」です。全く気にしなくなると、自堕落な人間になってしまうからです

2.世間体とは、
「将来に渡っても、利害関係が発生しそうになければ、無視してもいいもの」です

3.世間体とは、
「恥の精神のこと」です。嫉妬の気持ちと同様に、人間の感情を複雑にしているものです

4.世間体とは、
「小さな集団の中においては、法律と同じはたらきをするもの」です

世間とは

1.世間とは、
「目に見えるものを評価するところ」です。人の価値を内面で評価できる人なんてほとんどいないからです

2.世間とは、
「成功すること、出世すること、友達が多いこと、若く見えることを、いいことと考えているところ」です

3.世間とは、
「個人の生き方を邪魔してくるもの」です。常識とは、「個人の考え方を否定してくるもの」です

4.世間とは、
「人の向上心を奪ってしまうもの」です。世間に迎合すると、安易に流されていくのがオチです

5.世間とは、
「自分を演じるところ」です。家庭とは、「自分をさらけ出すところ」です

政治とは

1.政治とは、
「現在の不幸と、30年後の幸福を同時に論じ合わないといけないもの」です

2.政治とは、
「大衆の意見を代弁しているように見せる技術が要るもの」です

3.政治とは、
「情に優る理想主義の『政治家』と、理に優る現実主義の『官僚』とが戦い合っているもの」です

4.政治とは、
「格差拡大を防ぐためにあるもの」です。つまり、社会を安定させるためにあるものです

5.政治とは、
「独裁者が権限を持つ『独裁主義』、官僚が権限を持つ『官僚主義』、政治家が権限を持つ『民主主義』の何れかになるもの」です

6.政治とは、
「カネとチカラをちらつかせる『声のデカイ』人の意見が通りやすいもの」です

7.政治とは、
「税を見ればわかるもの」です。累進課税が増えれば、大衆よりの政治。一律課税が増えれば、富裕者よりの政治です

8.政治とは、
「経済を支配しようとするもの」です。政治権力ににらまれたら、商売はできなくなるものです。商売人は、目立たず、地味に生きることです

真実とは

1.真実とは、
「常識と言われている中にあって、少し違和感を覚えるところに、隠れているもの」です

2.真実とは、
「事実をより深く、探り、えぐり、掘り下げることで、見出せるもの」です

3.真実とは、
「証拠と確証資料をたくさん集めた人にしか主張できないもの」です

4.真実とは、
「偉くない人が語るもの」です。偉くなったら、真実など安易に語れないものです

5.真実とは、
「後の人が決めるもの」です。だから、今はあまり語らずに、文章にしっかり残しておけばいいものです