とは学

「・・・とは」の哲学

芸術作品とは

1.芸術作品とは、
「目の肥えた金持ちがいるから、売れるもの」です。本物の芸術家が育つには、目の肥えた金持ちが不可欠です

2.芸術作品とは、
「大金持ち相手に、その伝説、秘話、うんちくを語りながら、偉そうに売っていくもの」です。頭を下げて、買っていただくものではないのです

3.芸術作品とは、
「自己満足で作ったのに、買ってもらえるもの」です。そう考えると、芸術家は、最高の職業です

4.芸術作品とは、
「好きで作ったのに、他人も好きと言ってくれるもの」です。絵画、音楽、小説だけでなく、料理、工作、庭づくりまで、芸術作品です

芸術とは

1.芸術とは、
「危うさがないといけないもの」です。妖艶さとか、色っぽさも、そういったものの一つです

2.芸術とは、
「極めていくと、シンプルになり、余白の部分が増えてくるもの」です。それが、観賞する人の想像の余地を増やすのです

3.芸術とは、
「湧いてきたもの」です。作為を感じる作品はダメなものです

4.芸術とは、
「現実逃避の世界に誘ってくれるもの」です。ケの中にハレを与えてくれるものです

5.芸術とは、
「『速い・便利・安い』になった社会を癒すものでないといけないもの」です

6.芸術とは、
「相当な覚悟と財産がなければ、生活の手段にしてはいけないもの」です

苦労とは

1.苦労とは、
「人をいい顔にしていくもの」です。苦労していない人の顔は薄っぺらいものです

2.苦労とは、
「笑いながら、人に話すもの」です。でも、後にならないと、笑えないものです

3.苦労とは、
「みんなの心を打つもの」です。苦労人が嫌われることが少ないのは、そのためです

4.苦労とは、
「ほどほどにすると、成長の肥やしになるもの」です。しかし、し過ぎると、人を枯らしてしまうものです

5.苦労とは、
「し過ぎると、人の心を歪ませるもの」です。苦労が続くと、投げやりになってしまうものです

6.苦労とは、
「お金を得るため、自由になるため、幸せになるためにするもの」です。それ以外の苦労などしてはいけないのです

苦しみとは

1.苦しみとは、
「他人を意識して、自分以上のものになろうとするから、生まれるもの」です

2.苦しみとは、
「理想を下げたらなくなるもの」です。現実を教えてくれる人に出会うことです

3.苦しみとは、
「暗闇の中で、一人ぼっちでいるようなもの」です。灯りが見えた瞬間、その苦しみは消えるものです

4.苦しみとは、
「それを人生の修行だと考えれば、なくなっていくもの」です

教養とは

1.教養とは、
「ウソを見抜く術として役に立つもの」です。つまり、自分を守る術になるものです

2.教養とは、
「人に騙されないために、身につけていくもの」です。確かな生活を送るのに、教養の力は侮れないものです

3.教養とは、
「非常時、臨時、想定外時に役に立つもの」です。平素は、引き出しにしまっておくものです

4.教養とは、
「カネと時間と努力がなければ、身につかないもの」です。時間と努力を労働に費やしていたら、教養ある人間にはなれないものです

5.教養とは、
「歴史・文化・伝統を学ぶことで深まるもの」です。まずは、身近なもののバックボーンとアイデンティティに興味を持つことです

6.教養とは、
「その人の性格、生き方を現わすもの」です。雑談によって、その人の教養を探ってみることです

7.教養とは、
「慎み深くて、謙虚な人を生み出すもの」です。教養は、信用の源になるものです

8.教養とは、
「上流階級の共通言語であり、上流階級へのステップになるもの」です。上流階級を目指す人には、避けて通れないものです

希望とは

1.希望とは、
「人を前向きにさせる欲望」です。欲深い人ほど、希望を簡単に捨てないものです

2.希望とは、
「ガソリンのようなもの」です。人間は、希望を切らしたら進めない生き物です

3.希望とは、
「適度に叶ってこそ、生きる糧になるもの」です。なかなか叶わない希望は、早く捨て去ることです

4.希望とは、
「人を酔わせる酒のようなもの」です。もっと言えば、「人を麻痺させる麻薬のようなもの」です

5.希望とは、
「人間にとって、『幸福』や『安心』よりも大事なもの」です

6.希望とは、
「選択肢が豊富にあること」です。失望とは、「選択肢がなくなること」です

7.希望とは、
「宗教のようなもの」です。理想とは、「哲学のようなもの」です

8.希望とは、
「世間の醜さや人間の愚かさを知っていくうちに、失くしていくもの」です

期待とは

1.期待とは、
「持ち続けていたほうがいいもの」です。欲も、持ち続けていたほうがいいものです。期待とは欲に似たものです

2.期待とは、
「不運や不幸をを乗り切っていこうとしたら、ないといけないもの」です

3.期待とは、
「何も対策を打っていない状態のこと」です。想定とは、「起こり得るすべてのことを議論して、予め対策を打っている状態のこと」です

4.期待とは、
「自分以外の人に自分の願望を委ねること」です。だから、期待は常に裏切られるものです

5.期待とは、
「自分ができていないことへの憧れ」です。過度の期待は、自分を甘やかすだけです

観察力とは

1.観察力とは、
「みんなが見ているはずなのに、見えてないものを見る能力」です。察知力とは、「みんながまだ見えていないものが見える能力」です

2.観察力とは、
「関心を持つことから生まれてくるもの」です。関心を持つと、見えないものが、見えてくるものです

3.観察力とは、
「PLAN→DO→SEEのSEEのもとになるもの」です。つまり、反省のもとになるのです

4.観察力とは、
「一人が好きな人、社交が苦手な人ほど、あるもの」です

活気とは

1.活気とは、
「野心家が自由に集える場にあるもの」です

2.活気とは、
「不安のない人たちが、人生を楽しんでいる場にあるもの」です

3.活気とは、
「猥雑さと賑やかさのある場所で生まれるもの」です

4.活気とは、
「一番を目指しているときの状態にあるもの」です。一番になると、それを守ろうとして、活気がなくなるものです

快楽とは

1.快楽とは、
「欲望の最先端にあるもの」です。安心とは、「欲望の最後尾にあるもの」です

2.快楽とは、
「危険さが伴うもの」です。危険だから、より興奮するのです

3.快楽とは、
「現在の極楽を味わうもの」です。幸福とは、「未来の天国を想像するもの」です

4.快楽とは、
「道徳を守って、真面目に生きる人たちへの束の間のご褒美」です

美しさとは

1.美しさとは、
「人々の主観によって決まるもの」です。美しくなくても、美しく見えたら、美しいのです

2.美しさとは、
「自然なものに逆らっていないことが条件」です

3.美しさとは、
「人々を騙せるもの」です。容姿が美しいと、その人が上品に見えるものです。デザインが美しいと、そのモノが高品質に思えるものです

4.美しさとは、
「調和がとれたものの中に、異質なものが少しだけ入り込んだときに、感じるもの」です。完璧すぎたら。美しく見えないものです

5.美しさとは、
「現在使われなくなったものに感じてしまうもの」です。「現在使われているものには、なかなか感じないもの」です

祈りとは

1.祈りとは、
「悩みをなくし、迷いを晴らしてくれるもの」です。ご利益なんてなくてもいいのです

2.祈りとは、
「攻める人には有効にはたらき、守る人には何の効果もないもの」です

3.祈りとは、
「過去の悪い記憶を消して、前向きな気持ちにさせてくれるもの」です

4.祈りとは、
「他の人にしてもらえたならば、こんなにうれしいことはないもの」です。自分の幸せを祈ってくれる人がいない人は不幸です

一生とは

1.一生とは、
「遺伝と環境と教育による合作」です。どこで生まれたかで決まってしまう人が大半です

2.一生とは、
「下手をすれば、物欲と名声を追いながら、終わってしまう」ものです

3.一生とは、
「どうしたいのかを考えてきた集積」です。どうしたいのかを考えてこなかった人には、無意味なものです

4.一生とは、
「余命から逆算して考えるもの」です。一年は大晦日から、一週間は日曜から、一日は夜から、逆算して考えるものです

居心地のいい場所とは

1.居心地のいい場所とは、
「自分がナンバー1でいられるところ」です。滅多にないものです

2.居心地のいい場所とは、
「同情してくれる人、慰めてくれる人、ほめてくれる人がいるところ」です。そういう場所は、カネで買ってもいいものです

3.居心地のいい場所とは、
「自分の姿は隠せて、他人の姿がしっかり見えるところ」です

4.居心地のいい場所とは、
「いい具合、いい塩梅に整っているところ」です。違和感を覚えないところです

5.居心地のいい場所とは、
「俗の世界から逃避できて、自分を回復することができるところ」です

6.居心地のいい場所とは、
「きれいごとを言うだけで、いいところ」です。現実に直面しなくていいところです

生きがいとは

1.生きがいとは、
「目標をもって、邁進している人の心の内にあるもの」です。『生きがい』を公言する人は胡散臭いものです

2.生きがいとは、
「誰かの役に立っていない人は、感じないもの」です。自分本位の人が言う『生きがい』は、まがいものです

3.生きがいとは、
「もともとないもの」です。だから、「自分で見つけ出さないといけないもの」です

4.生きがいとは、
「つくっていくもの」です。生きがいは、自暴自棄になるのを防ぐものです

勢いとは

1.勢いとは、
「戦いに勝つための最重要戦略」です。力や数よりも大事なものです

2.勢いとは、
「最大の防御」です。勢いは、目に見えない壁や堀になるものです

3.勢いとは、
「知恵に勝る」ものです。勢いのある人には、恭順を示すことです

4.勢いとは、
「迷いを少なくすることで、生まれるもの」です。集中して弾みをつければ、勢いは高まるものです

安定とは

1.安定とは、
「持ちつ持たれつで、均衡のとれている状態のこと」です。不安定とは、「均衡が崩れてしまった状態のこと」です。安定は一瞬のものです

2.安定とは、
「成長しながら、していくもの」です。成長せずに、安定を望むのは、厚かましいものです

3.安定とは、
「求めようとしたら、逃げていくもの」です

4.安定とは、
「二番手にいるから、維持できるもの」です。トップになりそうであれば、二番手に戻ることです

5.安定とは、
「内部での競争が引き金となり、外部と競争する破目となって、泡と消えていくもの」です

6.安定とは、
「配当や利子といった、おこぼれをもらいながら、暮らしていく生き方のこと」です。老後の夢のようなものです

安心とは

1.安心とは、
「まさかこれ以上落ちることはないだろうと思えること」です

2.安心とは、
「貧乏や孤独になっても平気な人にしか、感じられないもの」です

3.安心とは、
「将来を不安に思う人が、しがみついてでも、今のままでいたいと願う気持ちのこと」です

4.安心とは、
「変化を嫌う気持ちのこと」です。世の中は変化するので、安心は長続きしないものです

5.安心とは、
「何かに属しておかないと、なかなか得られないもの」です。でも、そうすると窮屈になるものです

あの世とは

1.あの世とは、
「この世がなければ、ないもの」です。この世の補完機能です

2.あの世とは、
「この世で苦労している人たちが妄想して、つくりあげたもの」です

3.あの世とは、
「貧しい人たちには、なくてはいけないもの」です。「豊かな人たちには、なくてもいいもの」です

4.あの世とは、
「天国か地獄かに二分される格差社会」です。あの世も厳しい世界です

5.あの世とは、
「カネのことを気にしなくてもいいところ」です。この世とは、「カネにまみれたところ」です

6.あの世とは、
「あるとしたほうがとりあえずいいもの」です。ないとするよりも、世の中がうまくまわるからです

遊びとは

1.遊びとは、
「仕事が忙しいときに、心を鎮めてくれるもの」です。でも、仕事が暇になれば、人は興奮する遊びを選ぶものです

2.遊びとは、
「不調、不運なときにするもの」です。好調、幸運のときは、休まずに働き続けていればいいものです

3.遊びとは、
「カネのかかるものと、かからないものがあるもの」です。誘われてする遊びは、カネのかかる遊びばかりです

4.遊びとは、
「本来、カネのかからないもの」です。だから、カネのない人が考え出した遊びのほうが面白いのです

愛情とは

1.愛情とは、
「社交的な人ほど薄いもの」です。見誤ってしまうものです

2.愛情とは、
「かけた相手を敵にする危険性のあるもの」です。変な相手には愛情をかけないほうが無難です

3.愛情とは、
「同情より2ランク上、人情より1ランク上のもの」です

4.愛情とは、
「時間と手間をたっぷりかけたことへのお返し」です。そんなに簡単にはもらえないものです

5.愛情とは、
「消えてなくなりそうなものに感じるもの」です。ずっとあるものには感じにくいものです

6.愛情とは、
「付き合っていい人かどうかを見抜くのに、かけてみるもの」です