とは考

「・・・とは」「・・・人とは」を思索

労働者とは

1.労働者とは、
「自分の所有時間を会社に切り売っている人たち」です。安売りしてはいけないものです

2.労働者とは、
「資本家のために、一生働き続けないといけない人たち」です。つらい人たちです

3.労働者とは、
「経営者、株主、地主、銀行家、官僚に、生かさぬよう殺さぬようにされている人たち」です

4.労働者とは、
「働いて稼ぐ人」です。会社とは、「労働者を働かせて収益を得るもの」です。官僚とは、「労働者と会社から、その稼ぎと収益をもらう人」です

リピーターとは

1.リピーターとは、
「『ありがとう』と言ってくれる客のこと」です。もらったお金以上のものを提供できていると、客からの『ありがとう』は増えるものです

2.リピーターとは、
「質と値とサービスを総合評価してくれている客のこと」です

3.リピーターとは、
「『名物品の強さ』『競合品の安さ』『季節に合わせた人気の催し』で増えていくもの」です

4.リピーターとは、
「経営を安定させてくれて、さらに広告費も下げてくれる人」です

批評家とは

1.批評家とは、
「話題にする相手を通じて、自分を誇っている人」です。姑息な人です

2.批評家とは、
「意地悪な質問をして、困った顔を見て、内心ほくそ笑んでいる人」です。陰険な人です

3.批評家とは、
「自分の頭で考えたことしか、発表してはいけないもの」です。他人の受け売りをする批評家を信じないことです

4.批評家とは、
「自分も批評の餌食に晒されることを覚悟しないといけないもの」です。しっぺ返しをくらって当然です

5.批評家とは、
「自分が批判されたときに、感情的に反論する人はニセモノ」です。合理的に反論できる人はホンモノです

販売員とは

1.販売員とは、
「製造現場を見て、自分で使ってみるもの」です。製造者とは、「販売現場を見て、使っている人の感想を聞くもの」です

2.販売員とは、
「高価な品を売るとき、慎重に慎重を重ねないと、見せかけの『正直』を客に見抜かれるもの」です

3.販売員とは、
「売る気配を感じさせずに、売らないといけないもの」です。難しいものです

4.販売員とは、
「忙しいふりをするのがコツ」です。客は、じっとして暇そうな人には、声をかけないものです

怠け者とは

1.怠け者とは、
「欲がなくなってしまった人のこと」です。欲は抑えるものであって、なくすものではないのです

2.怠け者とは、
「目標を失ってしまった人のこと」です。、それゆえに、誘惑に負けてしまうものです

3.怠け者とは、
「何でも近くで間に合わせる人」です。働き者とは、「わざわざ遠くまで行っていいものを見つけてくる人」です

4.怠け者とは、
「働き者が稼いだ大金にたかって、暮らしている者」です。働き者と同数いるものです

5.怠け者とは、
「資本主義の餌食になるもの」です。世の中、『すぐに○○できる』『ラクに○○できる』『○○せずに○○できる』サービスが氾濫しているものです

知識人とは

1.知識人とは、
「大言壮語を吐き、結果が凶と出たら、知らんぷりして、立ち去る人」です

2.知識人とは、
「高みの見物をする人」です。正論をぶっても、社会の底辺の中に自ら飛び込んでいこうとはしないものです

3.知識人とは、
「考えてから行動するもの」です。だから、どうしても打算的になるものです

4.知識人とは、
「自由と多様性が好きな人」です。組織人とは、「管理と画一性を求められる人」です。だから、知識人と組織人は仲が悪いのです

接客のプロとは

1.接客のプロとは、
「客が入ってきたとき、視線の先と表情をチェックし、客の買いたいモノがわかる人」です

2.接客のプロとは、
「客の身なりを見て、懐具合に合った商品をすすめられる人」です

3.接客のプロとは、
「『いらっしゃいませ』の挨拶にも、『料理の出し方』にも、100のパターンを持っている人」です

4.接客のプロとは、
「いいものを最後に出して、にっこり一言添えるもの」です。そうすれば、余韻が残るものです

5.接客のプロとは、
「入ってきたときに不機嫌だった客を、出るときには上機嫌にして帰していくことができる人」です

6.接客のプロとは、
「落ちこみ、へこみ、傷つくことからすぐに立ち直ることができる人」です

スタートは

1.スターとは、
「客を集めてくれ、おまけに利益までもたらしてくれる人」です

2.スターとは、
「山のてっぺんのようなもの」です。頂上が高くなれば、裾野も隆起し、脇役の面々も潤うものです。興行には、看板スターが必要です

3.スターとは、
「容姿が派手で自己主張の激しい人」です。地味で協調性のある人は、スターにはなれないものです

4.スターとは、
「ファンによって、『素材』が発掘されて、育つ『プロセス』を楽しまれ、『私が育てた』と自慢されていく人」です

人材とは

1.人材とは、
「企業から見れば、長時間、休みなく、薄給で働いてくれる人」です。企業が求める人材に安易になってはいけないものです

2.人材とは、
「人事評価で大きく変わるもの」です。企業がどういう人材を育てたいかは、人事評価を見ればわかるものです

3.人材とは、
「宗教的要素、大義名分を教育に加味すると、育ちやすいもの」です

4.人材とは、
「まかせて、成功させて、自信を持たせる、というサイクルを何度も繰り返してあげれば、勝手に育つもの」です

5.人材とは、
「新しい場、未知の場に放り込んであげれば、勝手に育つもの」です

6.人材とは、
「抽象的指示、抽象的質問によって、育つもの」です。自分の頭で考えさせないと育たないものです。具体的に言いすぎるのは考えものです

7.人材とは、
「奇人、変人の中にいるもの」です。その人たちが磨かれて、超人、偉人になるのです

8.人材とは、
「求人を出して待つものではなくて、採りにいくもの」です。即戦力の人材は一握りです

9.人材とは、
「国家にとっては、研究者、技術者、起業家など、無から有を作り出す人」です。理系と体育会系に教育の重きが置かれるのは、そのためです

職人とは

1.職人とは、
「表に出てこないもの」です。表に出てくるのは商売人です

2.職人とは、
「親方に指示されたことを無言でやり遂げようとするもの」です。騒ぐ職人はニセ者です

3.職人とは、
「寒暖を忘れるほどに熱中する鈍い人が向いているもの」です。利口すぎる人は、周りを意識して、すぐに飽きるので、職人には不向きです

4.職人とは、
「依頼主の意向を受けて、同じものを何個でもつくる人」です。芸術家とは、「自分の好きなものを一個だけつくる人」です。全然違うものです

5.職人とは、
「『道』を目指すもの」です。手抜きができないのは、そのためです

6.職人とは、
「考え方、生き方が定まらないと、いい仕事ができないもの」です

7.職人とは、
「いいものがわかる人だけに、作った品を売りたいもの」です。職人は、貧乏を覚悟しているものです

8.職人とは、
「体験して学んでいくもの」です。学者とは、体験して学んだ職人の技を研究してまとめる人です

出世する人とは

1.出世する人とは、
「汚い仕事をやらされて、処理してきた人」です。つまり、その仕事を命令した上司の弱みと急所を握った人です

2.出世する人とは、
「経費概念がある人」です。つまり、会社に利益をもたらす人です

3.出世する人とは、
「誰からも嫌われていない人」です。誰からも好かれているというわけではないものです

4.出世する人とは、
「上司の機嫌を損なわなかった人」です。上の立場になれば、誰でもプライドが高くなるから、当然です

5.出世する人とは、
「出世している人に気に入られ、その人とずっと付き合っていける人です

6.出世する人とは、
「自分の伝説を流布させるのが上手い人」です。伝説の○○の人、あの○○の人と言われ出したら、しめたものです

7.出世する人とは、
「大義名分や信条を口にしながら、不都合となれば、簡単に捨て去ることができる人」です

8.出世する人とは、
「できない上司を罠にはめて追い落とす人」です。できない上司に出遭ったら、出世が遅れてしまうからです

仕事のできない人とは

1.仕事のできない人とは、
「結論から先に話さない人」です。そういう人は、相手の顔を見ていないものです

2.仕事のできない人とは、
「イメージが浮かぶように、みんなにうまく説明ができない人」です。伝え方が下手な人です

3.仕事のできない人とは、
「期限を守らない人」です。そういう人は、期限から逆算して、仕事をしていないものです

4.仕事のできない人とは、
「人の目が届かないところで、サボる人」です。仕事に対する誇りがなく、考えているのは、評価と出世のことだけです

5.仕事のできない人とは、
「目標を持たずに、だらだら過ごしている人」です。そういう人は、目標のある人に、利用されるものです

6.仕事のできない人とは、
「会社や学歴や知人など、自分が関係しているものをやたら自慢してくる人」です

7.仕事のできない人とは、
「役職に見合った仕事をしていない人」です。ズバリ、給料泥棒です

参謀とは

1.参謀とは、
「トップの近くにいても、目立ってはいけないもの」です。でも、みんなから尊敬されないといけないものです

2.参謀とは、
「優秀なのに、優秀に見えたらいけない人」です。とりあえず、謙虚にしておくことです

3.参謀とは、
「戦略家の顔だけではなく、コンサルタント、カウンセラー、占い師、外交官、スパイなどの顔を持つ人」です

4.参謀とは、
「優秀なリーダーの下にいるから、その力が発揮されるもの」です。参謀は、リーダーを間違えたら、一生が台無しになるものです

サボる人とは

1.サボる人とは、
「公共心のない人」です。誰も見ていなければ、自制心のなくなる奴です

2.サボる人とは、
「プロ根性に欠けている人」です。客や得意先のことなど、あまり考えていないものです

3.サボる人とは、
「給料は与えられるものと勘違いしている(経営感覚が欠如している)人、職人魂に欠けている(プライドが欠如している)人」です

4.サボる人とは、
「分単位で管理しないといけないもの」です。サボらない人には、何の管理もしないものです。管理法は180度違うのです

採用すべき人とは

1.採用すべき人とは、
「頭がいいけど仕事をよくサボる『ウサギくん』よりも、頭がそこそこでも仕事をサボらない『カメくん』」です

2.採用すべき人とは、
「計算が速く、歩くのも速く、やや早口の人」です。つまり、テキパキしている人です

3.採用すべき人とは、
「社内にいる優秀な社員によく似た人」です。そういう人が無難です

4.採用すべき人とは、
「営業のできる『たくましい人』と、コストのことをうるさく言っても『嫌わない人』」です

コーチとは

1.コーチとは、
「自分のやり方の正しさを証明しようとして、指導してくるもの」です。コーチを受ける人のことなど、あまり考えていないものです

2.コーチとは、
「教えることではなくて、気づかせることが仕事のもの」です

3.コーチとは、
「潜在的な才能を気づかせてあげるのが役目の人」です

4.コーチとは、
「集団内の『すごい人』がするもの」です。人使いがうまい人、作業が速い人、よく売る人など、『すごい人』は集団内にいっぱいいるものです

現場管理者とは

1.現場管理者とは、
「『数値と因果関係の発見』『現場・客・従業員・商品の観察』『重要度緊急度の順位付け』『期限指示』『し方やり方の教育』をする人」です

2.現場管理者とは、
「基本を徹底して教える人」です。この「『嫌われ役』が教える『厳しさ』が利益を生み、結果的に、社員への『優しさ』を生むのです

3.現場管理者とは、
「1秒、1cm、1円をうるさく言って、ピンと張りつめた空気をつくる人」です。さらに、目標、スローガンを示して、数字で注意する人です

4.現場管理者とは、
「現場で働く人に、毎日の仕事ぶりを見られている人」です。現場の人から尊敬されていない人は、成績がよくても、管理者失格です

5.現場管理者とは、
「現場を知らない本部からの指令に、馬耳東風になる必要があるもの」です。本部に忠実な現場管理者は、現場を混乱させるものです

管理職とは

1.管理職とは、
「経営者になり代わって、カネの管理と人の管理をして、目標利益を達成するのが役目の人」です。経営者にとって、都合のいい人です

2.管理職とは、
「『少しの知性』『あり余る体力』『人を率いる力』『真面目な性格』があれば、誰でもなれるもの」です

3.管理職とは、
「『地方の中流家庭出身』『1.5流大学の体育会系出身』『高額の住宅ローンと高額の教育費負担者』が、それに相応しい人」です

4.管理職とは、
「騒いでいる人たちと一線を画し、冷静にならないと務まらないもの」です

占い師とは

1.占い師とは、
「誰も予測できない未来と、誰も見たことのない死後について、堂々と言い切れる人」です

2.占い師とは、
「相手の心を読んで、共感して、心を癒して、カネをもらう人」です。それは、正当な報酬です

3.占い師とは、
「人の『お金』『健康』『孤独』への不安を材料に、飯を食っている人」です

4.占い師とは、
「カウンセラーのようなもの」です。カウンセリングするのに、占い師の看板が必要だっただけです

忙しい人とは

1.忙しい人とは、
「忙しいことをただ単に自慢したい人」です

2.忙しい人とは、
「本当は全時間の2割だけ忙しい人」です。「残り8割の忙しくない時間を有効に使っていない人」です

3.忙しい人とは、
「ノーと言えないで、すべて引き受けてしまう真面目だけが取り柄の人」です

4.忙しい人とは、
「目的なく生きている人」です。だから、世間に振り回されるのです

5.忙しい人とは、
「自分と対話する時間がない人」です。そういう人は、誤った方向に導かれることになるものです