とは考

「・・・とは」「・・・人とは」を思索

家族の機能、行政の機能、会社の機能(1)

コペンハーゲン・チボリ公園/photo by福家金蔵
東京の官庁街、オフィス街を夜に歩いていて感じたのは、40才前後の女性が、やたら多くなっているということです。俗に言うアラフォーです。

また、京都などの観光地で、夜に出くわす人の中でも、この40才前後の女性の割合が、かなり増えてきているように思えます。

普通、結婚していたら、40才前後というのは、まだまだ家庭の雑事や子育てに手がかかり、夜9時過ぎの時間帯にオフィス街近辺や観光地に、いることは出来ないと思います。

こういった状況に関して、前から何か「腑に落ちないもの」を感じていました。この「腑に落ちないもの」とは、一体何なのか?

その一つは、日本の給与制度が現実にそぐわなくなっているということです。

日本の給与制度は、年齢給的色彩がいまだに色濃く残っています。では、なぜ今まで年齢給だったのかと考えますと、

「独身ならいざ知らず、結婚して、子供もできれば、少し大きめの家も買わないといけないし、子供の教育費もかかるだろうし、家計も火の車で、生活も大変だろう」

という会社からの恩情が、給与に反映された結果、年齢給という形になっていたのだと思います。ということは、逆に言えば、若い独身者は、中高年の既婚者から、所得を奪われていたということになります。

しかし、若い独身者は、年齢による不平等があっても、不平不満が発生することはなかったと思います。なぜなら、昔は、若い独身者の多くは、正社員として働き、結婚して、家庭を持ち、いずれ中高年になっていくので、今は我慢しようと思っていたからです。

ところが、今は、中高年になっても結婚しない独身者が増えてきています。日本社会の慣習の中では、中高年の独身正社員というのは、本当は、年齢給で恩情されなくてもいい人たちですが、現実は、年齢給で恩情してもらっています。

この年代の独身者にとって、
・扶養家族がいないので、生活費が低い
・子供の教育費が全く必要ない
・家も親と同居で必要ないか、家を買っても独身者用の小さな家でよい

というメリットがあるため、どう見積もっても、月に20万円以上得していると思います。しかも、独身正社員に重い税負担もありません。

さらに、この中高年の独身正社員にとって、おいしい制度が整備されてきました。独身正社員にとっての不安は、親の介護の問題でした。昔は、家族が介護の機能を果たしてきましたが、今では、社会で面倒を見ることに変わってきたのです。

そんな中、今、地獄を見ているのが、若くして結婚し、子供を授かった夫婦です。結婚し、子供が生まれた女性は、子育てに忙しい中、ムリして時間をとり、働きに出ても、時給○○○円の仕事しかありません。

それに比べて、中高年の独身正社員は、年齢給で、高給与を得ています。子供がいるといないで、大きな不公平が発生しています。

今や、若くして結婚して子供を授かった夫婦は、親から面倒を見てもらわない限り、家も買えないくらいに生活が苦しくなってきています。

しかも、さらに、大きな不公平が将来に渡って生じてきます。というのは、この夫婦が、しっかり、教育費もかけて、育てた子供が大人になったら、今の中高年の独身者が老人になっています。

この独身者が最も不安に思う老後も、既婚者が一生懸命育てた子供たちが、社会的に面倒をみていかなくなるからです。

今だけの不公平だけならまだしも、親子2世代に渡る不公平です。この状況は、既婚者が独身者に搾取されているようなものです。このまま行政の不作為が続いたら、子供を産むことが、ますますバカバカしく思えてきます。

つまり、中高年の独身正社員だけが、お金と時間を自由に使え、老後の不安も減り、ハッピーに生きていけることになります。

こういうことが、「腑に落ちない」と感じたのでした。


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[ 2009/02/28 11:25 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

ノミニケーションよりコミュニケーション能力向上(2)

今、コミュニケーション手段として、一番面白いと感じられるのは、現場の本音、生の声、裏事情などが正直に載せられているブログではないでしょうか?

文章や写真、動画、イラストなどで、現場の情報や意思を真面目に伝えているページを見ると、その人、その会社のファンになってしまいます。

マスメディアの「広く浅く短く」と違って、ネットは、マスではないので、「狭く深く長く」人の心を捉えます。

現場にいる人、働く人、生活している人が自らの思いを伝えているので、説得力が格段に増します。記者、レポーター、広告マン、商社マンが、いくら文章が上手くて、話し方が上手でも、この人たちに、かないっこありません

最近、この現場の情報や意思を真面目に伝えているネットサイトが、どんどん増えてきています。日本人(特に若者)のコミュニケーション能力が高まってきている証拠ではないでしょうか?

では、この能力が、なぜ高まるのでしょうか?

それは、ブログという、世間様への発表の場で、自分の思い、本物の情報を、より多くの人に知ってもらいたい、読んでもらいたいと真剣に考えているからだと思います。

つまり、「書くこと」「写真を見せる」ことで、「読んで」「見て」「共感を得て」もらおうと、観察能力、論理的思考能力文章構成力が知らず知らずのうちに、養われてきているのではないでしょうか。

もともと日本人は、江戸時代までは、さまざまな人に論理的に説明していく単語をあまり持っていなかったように思います。

例えば、「革新」「価値」「経済」「芸術」「消費」「絶対」「範囲」「反対」「福祉」「論理」といった目に見えないものや概念に対する単語の多くは明治になって生まれた言葉です。

ところが、目に見えるモノに関しては、執拗に分類した単語が古くから存在しています。例えば、出世魚の場合、西日本では、ツバス→ハマチ→ブリと言います。小さなブリ、子供のブリでいいのですが、こだわった単語が存在しています。

昔は、狭いムラ社会の中で、物事を論理的に説明しなくても、ツーカーの仲で、生きていけました。そのため、こだわりの多い日本人でも、目に見えないものに関しては、こだわらずに過ごせたのかもしれません。

こういう時代が長かったせいか、現代になっても、「コミュニケーション」で相当苦労しています。

しかし、日本人は論理的に「話す」「書く」ことは苦手でも、写真やイラストや図といった視覚表現を使って、上手にまとめていくのは得意のような気がします。

これも立派なコミュニケーション能力です。この辺に日本人のコミュニケーション能力向上の可能性があるように思います。

ノミニケーションの営業が廃れていくご時勢では、「営業マンなんてできない」と思っている気弱な人でも、上手にブログを作成する能力を持っているのなら、すぐに優秀な営業マンになれるのではないでしょうか。時代の転換期が来ているように思います。


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[ 2009/02/27 07:16 ] 出世の話 | TB(0) | CM(0)

ノミニケーションよりコミュニケーション能力向上(1)

シドニー郊外のバーで/photo by福家金蔵
以前、量販店・ホームセンターへの営業で、急激に売上を伸ばしている営業マンの方と会いました。その方と世間話をしている中で、

「各業界の中で、本当にできる営業マンは、国内に各30人くらいしかいない」
「この30人が大手流通業のバイヤーと商談をして、ほとんどの商品を売っている」
「このできる営業マンが1人50億円以上売っているのではないか」

という話を耳にしました。

ここで言う、優秀な営業マンとは、

大手流通業のバイヤーと対等に話ができ、
・新製品の良さをきちんと伝えて、
・新製品も、しっかり販売しながら、

営業実績をあげている人たちのことです。

その逆の優秀でない?営業マンとは、

・大手流通業のバイヤーにバカにされて、
・厳しい価格を要求され、
・各種条件を飲まされ、
・売場改装時に販売応援という名目の肉体労働を強いらされ、
・さまざまな理不尽な要求をのまされても、

営業成績の芳しくない人たちのことです。

一昔前までは、卸売業に営業するだけで、大手流通業に直接営業しなくてもよかったのです。卸の経営幹部たちとノミニケーションを図るだけでよかったのです。夜の酒場と昼のゴルフ場だけで、営業実績をあげることが可能だったと思います。

今は、大手流通業の商談ルームで、決められた時刻の制限時間内で、販売企画書をもとに、バイヤーにきちんと商品を説明しなければ、販売したい商品が採用されるのは不可能です。

今では、ノミニケーションは、ほとんど役に立たず、コミュニケーション能力向上が不可欠になってきています。

コミュニケーション能力とは、意思や情報を伝える能力です。意思や情報を伝えるということは、「話す」「書く」「図表にする」ということですが、日本人は、このコミュニケーション能力が、歴史的にも、民族的にも下手だったのかもしれません。

したがって、優秀な営業マンが未だに少ないのかもしれません。

モノをつくることは得意でも、モノを伝えることが苦手だった日本では、現場に携わっている人と伝える人が分離してしまい、伝える人が専門職(記者、レポーター、広告マン、商社マンなど)として機能し、その苦手な部分を補っていたのではないでしょうか。

しかし、伝える専門職の人たちが、モノをつくる現場の枝葉末節まで知っているわけではありません。だから、勝手な思い込みが入った記事、美辞麗句の広告、大袈裟な営業トークなどが多かったのかもしれません。

現場に携わっている人たちからすれば、少しおかしいと感じていても、余り文句は言えませんでした。脚色せずに、ありのままを伝えてほしいのですが、そうはなりませんでした。


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[ 2009/02/26 15:35 ] 出世の話 | TB(0) | CM(0)

集客UP法~顧客ターゲットとRFM分析~(3)

1.競合業者から客をちょっと浮気させるには

基本的には、欠品をなくすことが一番だと思います。特に、買回り品には、細心の注意を払います。欠品が少ないと言われる店でも、よく見ると、細かな欠品はあります。

競合業者を見に行き、
「曜日欠品」「時間帯欠品」「色欠品」「サイズ欠品」
がないかをチェックします。

そのチェックで、
・競合業者が月曜日によく欠品を起こしていた
・夕方の時間帯に、ロスを気にして、仕入を控えて欠品を起こしていた
・女性が好む色とか、冬によく売れる暖色系の色が欠品していた
・大きいサイズを欠品していた
などを見つけたら、そこを補う努力をして、少しずつ、客をいただきます。

また、致命的な「売れ筋商品の欠品」を発見したら、一気にそこを攻めていきます。その売れ筋商品が、天候異変や大流行で不足していたら、仕入先を走り回り、商品を何が何でも確保します。

それが、高値の買い付けであっても、グッと我慢して、欲を出さず、その商品を安く販売すると、競合業者から、数多くの客をいただくことができます。

このように、非常時にどのような行動をとるかが、集客に左右すると思います。新規客を得るか、顧客を失うか、上下を考えると非常に大きいものです。

2.全く初めての新規客に来店を促すには

一般的には、
・無料プレゼント、試供品配布、お試し価格などの実施
・他商品とのタイアップ
・簡単さを強調した無料講習会の開催
・イベントやショーの開催
などで、人々の関心を高めます。とにかく1回は、客に来店してもらい、少量少額でも、買ってもらえるような集客法をとります。

3.自店のリピーター客に何度も足を運んでもらうには

a.購買頻度の高い商品を強化

なくなって、また買わないといけない商品がリピーター集客の基本

b.シーズン商戦の先手必勝作戦

初めに道をつけて、客に来店習慣をつけさせることが大事

c.客の来店頻度に合わせた販促企画

平均来店頻度(Frequency、RFMのF)を調べて、例えば、2週間だったら、それ毎にセールを実施する

d.値段を合わせる

競合他店に客が逃げないように、全く同じ商品なら全く同じ値段に合わせる

e.売れるオリジナル商品をつくる

「競合他店になく、消耗品であり、しかも売れる」オリジナル商品を何品持てるかが勝負

f.客をがっかりさせないサービス

正直、誠実な姿勢が基本。接客テクニックを駆使しても、常連客には真心のなさは見抜かれる


このように、集客UPには、まず顧客ターゲットを明確にし、その客を大切にして、逃がさないという執念のようなものが必要です。

それらを踏まえた上での、顧客管理です。客は管理なんかされたくありません。顧客を管理するのは、企業側の勝手であるという認識を持ちながら、顧客管理することが、集客UPにつながるのではないでしょうか。


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[ 2009/02/25 08:22 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

集客UP法~顧客ターゲットとRFM分析~(2)

こういったターゲット客層を一つずつ塗りつぶす感じで、その客層が欲する売場、商品、価格、品揃え、売り方、サービスを提供すると、集客が自然と図れます。この手法は、まさに『一本釣り商法』です。

今は、投網の網が食いちぎられることが多いために、『投網商法』で、一網打尽というふうにはなかなかいきません。

大変ですが、

魚種別(客層別)に、
釣り場所(売場)
釣りエサ(商品、価格、品揃え)
釣り方(売り方、サービス)

を考えて、一本釣りをコツコツ行うことが大漁集客UP)につながるのだと思います。

ところで、流通業者は、商品分類を、非常に細かく、単品別に捉えています。商品管理は、結構、真面目に取り組んでいます。

しかしながら、客分類をほとんど考えていません。本来なら、客を大分類、中分類、小分類して、最後は単品別ならぬ「個人別」で捉えるべきところです。

そうしていないのは、客のことを真剣に考えている流通業者がまだまだ少ない証拠ではないでしょうか。

集客UPに成功している業者は、顧客ターゲットを明確にして、RFM分析をする前に、さらに、集客のことを考えています。

この、さらなる集客とは、どういうものなのでしょうか?

客の中には、

1.競合業者からちょっと浮気してきた新規客
(今まで競合業者の顧客)

2.全く初めての新規客
(難しい言葉で言えば、顕在化されていなかった潜在客)

3.リピーター客
(すでに何回も買ってもらっている顧客)

が含まれています。

もちろん、一番多いのは、リピーター客です。それでは、1~3のそれぞれの客には、どういう集客UP法があるのでしょうか?


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[ 2009/02/24 07:17 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

集客UP法~顧客ターゲットとRFM分析~(1)

フォト蔵/福助/photo byえびフライさん
RFM分析とは、顧客を

Recently(最近いつ買ったか
Frequency(何回買ったか
Money(いくら使ったか

に区分して、上得意様を見極めるための顧客管理手法です。

ところが、この分析だけでは、もう通用しなくなっていると思います。今、必要なのは、顧客ターゲットの明確化です。先に、顧客ターゲットを明確にしてから、その顧客のRFM分析を行わないといけなくなっています。

一般論で、「客を大切にしよう」という声をよく聞きますが、実際に、

どのような客を
どのような手法で
どのように大切にするのか

具体策が示されていません。まず、どのような客か決まっていなければ、具体策が決まるわけもありません。

客が百人百様なら、大切にする手法も百種百手あるはずです。

まず、大切にしたい客を決めなければなりません。それを踏まえた上での、集客UP法を図ることではないでしょうか?ただ闇雲に、客数を追い求めても、意味がないと思います。

それでは、この百人百様の客とは、一体どういう客なのでしょうか?そして、この百人百様の客にどういう百種百手の集客UP法があるのでしょうか?

ターゲットとする顧客は、本に書かれているような一般的な客層分析(性別年齢別、独身既婚、住居の形態、購読紙・雑誌など)で、通用するほど甘くはないと思います。

今は、業種毎や店毎に、独特の客層分析をして、そのターゲット客層にモノを売っているところが成功されています。

その独特の客層分類、ターゲット客層とは、どういうものがあるのでしょうか?

これは、私が今までに関係してきた会社の一例ですが、
(業者)(顧客ターゲットなど)(手法例)
ペットショップ飼育する犬種猫種で客を分類小型犬と猫を飼育する客に特化
薬局職業別に客を分類肉体労働従事者に慢性疲労薬の提案
呉服業者顔の形、体型別に客を分類顔の形、体型に合う着物を提案
服飾雑貨店客の好きな色を分類好きな色に合った商品を提案
フラワーショップ仏壇の有無花購買額の多い長男夫婦に特化
家庭雑貨店年金受給者年金支給日後に、必需品のセール
陶器店飲食店業種分類食器使用枚数の多い和食提供店に特化
太陽光発電業者県庁勤務者など環境を推進する職場で働く、給与の安定したサラリーマンに特化

このように、ターゲット客層をいろいろ考えられています。各業界で、違いはありますが、成功されている方は、客を詳細に観察されています。


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[ 2009/02/23 16:03 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

銀行の搾取から身を守る方法 (2)

1.代々の資産を引き継いでいる人」は、

先祖からの伝授により、金融機関を競争させる術や方法に長けており、なかなか儲けさせてくれないというものでした。

2.中小企業経営者や医師、弁護士、税理士などの士業で成功した人」は、

急にお金持ちになったのではなく、長年の積み重ねによって資産を形成してきたから、お金に対して厳しい。

さらに、商工会議所/各種業界組合、医師会館/医師会、弁護士会館/弁護士組合などの「集会場所と定期的集会」があり、お金に関する情報交換が日常的に行われており、この人たちを説得して、儲けていくことは難しいというものでした。

3.高額の遺産相続や高額の退職金を受け取った人」は、

突然お金が入ってきたので、お金に対する免疫ができていない。また、周りの友人知人に同じ境遇の人間が少なく、お金について相談できる人がほとんどいない。

相続税納付者の納付額は、毎年増え続け、今後も大きく伸びる。また、高額退職金を受け取った団塊世代に、さらに金融商品を販売することが可能である。ここに絞って、営業すれば、手間もかからない。

したがって、銀行側にとって、営業しやすく、手数料収入の高い投資信託、外貨預金などを販売しやすいというものでした。

要するに、「3の資産家」は銀行の収益源(カモ)にさせられるということです。

ここまで読んで、自分は資産家ではないので、関係ないと思われた方も多いと思いますが、この「1と2の資産家たち」のとっている行動が、金融資産のない方でも大いに参考になります。

その参考すべき点とは、「金融機関を競争させる術」と「お金に関する情報交換場所」と「商売抜きの相談相手」です。これらを参考に、皆が行動すれば、銀行は儲からなくなります。

では、どうすれば、実際に行動できるのでしょうか?これは、いたって簡単です。

「ネット銀行の金利比較」
「インデックス投信・ETFの申込手数料、信託管理手数料比較」
「外貨預金・外貨MMFの外貨交換手数料比較」

など、ネットで調べれば、高いか低いか一目瞭然です。また、これらの金融商品の人気順位まで明確になっています。

さらに、ネットで検索して、「個人作成の広告の少ない真面目なブログ」や「読者の質問に答えるサイト」を見て、再度チェックすれば、参考になる情報が間違いなく得られます。

話は変わりますが、昨年会ったリフォーム業者の社長は、
「最近の若い人たちは、ネットであいみつをとる(相見積りをとる)」
「素人なのに、業者を競わせるのが巧みになってきた」
「仕事がほしいので、ついつい値引きして、競ってしまう」
「その結果、受注してもほとんど儲からない」
と嘆かれていました。

これと同じようなことを銀行にすればいいのです。預金は1000万円まで保護対象なのですから、金利の高さだけを基準にして、銀行を選択すればいいと思います。これを預金者全員がすれば、銀行は競争せざるを得なくなります。

さらに、いまだに、銀行は、正社員でない女性(お客様渉外担当者)を使って、電話をしてきたり、自宅に訪問もしてきます。私の場合、いつも居留守をつかって出ませんが、正社員でない人に個人情報を教えていると考えると、非常に怖いものがあります。

正社員でもない人が、守秘義務に従うと考えるのは浅はかだと思います。人間のすることですから、お金の額次第で、個人情報を悪徳業者に渡す可能性も否定できません。

このような銀行の体質が改善されない状況下では、
「金利の高いネット銀行にお金を預ける」より、
「金利の低い都市銀行にお金を預ける」方が
よっぽどリスクが大きいのではないでしょうか?

このように、銀行を甘やかしてきた結果、我々の金利が低く抑えられたままになっています。金利が低いと嘆く前に、銀行を競争させて、鍛えてあげることが先決ではないでしょうか。


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[ 2009/02/22 08:02 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

銀行の搾取から身を守る方法 (1)

日本銀行大阪支店/photo by福家金蔵
私は、今の日本の銀行が儲けすぎるのはよくないと考えています。銀行本来のハイリスクハイリターンの融資業務での収入は、結果的に、高収益になっても問題ないと思います。

ところが、本来、ローリスクローリターンである金融商品の販売手数料収入で、高収益を確保するのは、世の中の道理に反すると思います。ローリスクハイリターンというのは虫がよすぎます。

銀行が、まだ公的資金を完済していない時期、預金者の金利は低く据え置かれていたのに、銀行員の多くは高額の給与を受け取っていました。

つまり、銀行員が困って苦しい時に預金者が善意で施しを与えていたことになります。そろそろ、その善意を返してもらい、与えた施しの取り返しを求めてもいいのではないでしょうか?

このまま、銀行に預金者が「生かさぬよう殺さぬよう」扱われるのなら、預金者は、銀行の搾取から身を守る方法を考え、逆に、銀行を「生かさぬよう殺さぬよう」にするべきだと思います。

そのためには、我々が賢くなって、銀行をもっと競わせて、ムダな経費を徹底的に削減させる熾烈な戦いを銀行間に起こさせないといけません。

少し前のことなのですが、ある金融機関のシンクタンク執筆による、「銀行のコンサルティング資料」を偶然手に入れたことがありました。そこに書かれていたのは、

「どんな客を対象にすれば儲かるのか?」
「その儲かる客へ、どうアプローチするのか?」
「その儲かる客へ、どんな儲かる商品を売ったらいいのか?」

といった内容のものでした。

銀行にとって、儲かる客とは?これは、言うまでもなく、多くのお金を預けてくれる資産家です。この資料では、世帯の金融資産1億円という額が定義されていました。さらに、この資産家を3分類していました。その資産家3分類とは、

1.代々の資産を引き継いでいる人
2.中小企業経営者や医師、弁護士、税理士などの士業で成功した人
3.高額の遺産相続や高額の退職金を受け取った人

というものでした。

結論から先に言いますと、
1と2は儲けさせてくれない!
3を狙え!
という意味のことが書かれていました。その理由が面白かったのです。


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[ 2009/02/21 14:33 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

浪費家の金遣い(2)~1坪価格~

さらに、もう一つ、倹約家は、浪費家に比べて、「1坪価格」という考え方を持ち合わせているように思います。

年末、子供部屋の大掃除をしたら、最近使っていない、必要ないおもちゃと服が子供部屋をいっぱい塞いでいました。

どうしても、残しておきたい思い出のおもちゃを子供に取り置きさせた後、それ以外を段ボールに詰めたら、30箱近くになりました。

その分量だけでも、4段に重ねても、畳1枚分くらいのかさになりました。このゴミ扱いのおもちゃと服が、子供部屋をずっと占拠していたことになります。

14年前に、家を建てたとき、坪当り60万円の建築費がかかりました。この家に、後、何年住めるかわかりませんが、仮に、計30年住めたとすれば、60万円÷30年=2万円となり、1年間で坪当たり2万円の経費が最低かかっていることになります。

子供が小さい時はこのおもちゃや服は必要だったのですが、ここ最近5年間は、全く不必要だったと思います。

畳1枚「1坪の半分」、何も利用されずに、場所を占拠していた訳ですから、ここ5年間で、

1/2坪×2万円×5年間=5万円ということになります。

これは、5万円の貸し倉庫代を払っていたことと同じです。相当なムダ遣いをしたことになります。

このような例だけでなく、どのお家でも、

使っていないピアノ(調律がさらに必要)
熱帯魚がいない砂利だけの水槽
再度読まない本ばかりの書棚
鍵が壊れてしまったスーツケース
若い時に使っていた自慢のスキー板
揃えたがほとんど使われたことのない座布団

など家を不法占拠しているモノがいっぱいあると思います。もちろん、私の家にもいっぱいあります。

これらを買う時、

本当に何年も何回も使うのか?
壊れないで、長年持つ丈夫なものなのか?
後々にすぐ売れそうなものなのか?

などを考えなかった結果がこのガラクタになっているように思います。

家を買う場合は、

「1年価格」が、賃貸より、お得なのか?
後々、中古でも高く売れる丈夫な家なのか?
後々、すぐに売れそうな立地なのか?
後々、すぐに売れそうな適度な広さ、間取りなのか?
「1坪価格」が適正か?

など検討されるはずです。

このように、「家」を購入する時くらいの思慮深さを商品購入時に持ち合わせることができるなら、浪費家にならずに、倹約家になれるように思います。しかも快適に暮らしていけるのではないでしょうか。


浪費家の金遣い(1)~1年価格、1回価格~に もどる

[ 2009/02/20 08:21 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

浪費家の金遣い(1)~1年価格、1回価格~

Raymond Burki/Vieux Papier/POST CARD
先日、テレビを見ながら食事をしていたら、不注意にも、お箸を落としてしまいました。拾ってみたら、先が少し欠けていました。結婚来15年以上使っていた箸です。でも、その時、ふと「これじゃあ、箸業界は儲からないだろうなあ」と思ってしまいました。

この、お箸は、買った時、500円くらいだったと思います。先は少し欠けましたが、後5年は使えそうです。ということは、20年間、使い続けるとして、

1年価格」は、500円÷20年=25円ということになります。

この箸を今までに使った回数、これからも使うであろう回数は、1年に500回くらいと考えますと、

1回価格」は、500円÷20年÷500回=0.05円=5銭ということになります。

何て、「お買い得な商品」なんだろうと思いました。箸職人や箸業界の方々は、儲からないかもしれませんが、世の中の人々に、毎日毎日貢献していることは事実です。この業界に勤務されている方は、胸を張って生きていけると思いました。

この話とは、全く逆の例として、3年前、税理士さんと雑談している中で、その税理士さんの関係先の開業医の方が、1700万円の高級車を買ったという話を聞きました。思わず、「イッセン!ナナヒャックマン!ですか?」と叫んでしまいました。

このお医者さんは、多忙な方で、お金を使う暇があまりないようです。しかし、非常に稼がれているので、趣味の車に大枚を投じられたというわけです。

しかし、多忙ということは、車に乗る回数、距離も少ないはずです。また、車には寿命があります。耐久消費財というより、消耗品かもしれません。15年乗ったとしても、

1年価格」は、1700万円÷15年=113万円になります。

勝手な想像ですが、通勤用は別の車に乗り、レジャー用で、この高級車に乗っているとすれば、車に乗るのは、せいぜい週2回くらいだと思います。ということは、年100回くらいの利用回数になります。こう考えますと、

1回価格」は1700万円÷15年÷100回=1万1333円ということになります。

先ほどの我が家のお箸と比べると、

1回価格」は、実に11,333円÷0.05円=23万倍ということになります。

単純に比較できるものではありませんが、お箸の方に軍配を上げたい気になります。お箸に比べて、高級車は、何て、「お買い損な商品」でしょうか。

しかも、二酸化炭素の排出や将来の廃棄処理も考えれば、地球環境にマイナスを与えます。そういう意味でも、箸業界に比べると、高級車の業界は、肩身を狭くしないと、生きていけないように思えます。

このように、ある商品を買う前に、「自分にとって、利用価値があるのか?」をためらって、「1年価格」「1回価格」を計算して、じっくり考えるべきだと思うのです。

人気商品を、「1割、安く買えた!」と喜んだとしても、本当に、利用価値が少なく、「1年価格」「1回価格」が高いのなら、その人気商品は安かったのではなく、高かったということになります。

商品購入時に、「1年価格」「1回価格」という考え方を持っていたら、自分にとって、得か損かを冷静に判断することができます。

浪費家で、お金が貯まらない人になるか
倹約家で、お金が貯まる人になるかは、

金遣いの際に、「1年価格」「1回価格」を考えるかどうかの差だけではないでしょうか。


浪費家の金遣い(2)~1坪価格~へ つづく

[ 2009/02/19 12:59 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

商売は、価格差・時間差・品質差と温か差(2)

日常生活における「差」とは、ついつい口にしてしまう、不満や思いといった感情に現れます。皆さんも、「何で○○がないんだろう」「こんな○○があったら便利なのになあ~」といったことを日常生活の中で、数多く、経験されていることと思います。

この不満や思いの言葉が発せられるということは、需要があるのに、供給が不足しているということを言い表しています。

最近、私自身で、不満に感じたことは、

「何で、粗大ゴミを車でいつでも捨てに行ける公共の場所がないのだろうか」
「何で、自転車に乗ったまま買えるお店はないのだろうか」
「何で、食品スーパーに、レンジでチンするだけの袋入り惣菜はないのだろうか」
「何で、後進国の生産で、しかも円高なのに紅茶の葉はこんなに高いのだろうか」
「何で、ダイエット&人力発電の健康機器はないのだろうか」

など、いっぱいあります。皆さんの住んでいる地域でも、こういう思いや願いはいっぱいあるはずです。

さらに、こういった身近なことで、商品に対して抱いた不満や思い、願いを自分で考え、開発した人たちは、発見者ではなく「発明者」として、法的に知的所有権が保護されます。その結果、儲けられている方も数多くいます。

これらの例とは逆に、

「何で、自動販売機がこんなに少ないのか」
「何で、コンビニがこんなに少ないのか」
「何で、100均一の商品がこんなに高いのか」

と不満を抱いている人は、ほとんどいないはずです。このように、不満や思い、願いのないところに、今から商売として参入して、商売を成功に導いていくのは至難の業です。

これらの業界は、需要と供給の法則で言えば、供給過多の状態です。供給過多に陥った商売は、相当努力しない限り、売上げ、利益を維持していくことができません。維持するだけでも大変なのに、アップすることなんて考えられません。

下りのエスカレーターを昇っていく状態です。足を止めたら、下がっていくだけです。上りのエスカレーターに乗れば、乗るだけで、自然とアップしていきます。このような、上りのエスカレーターを見つけた方が商売で成功します。

しかし、厳しい業界の中でも、

価格差(同じものなら安く、配達無料など)
時間差(夜遅くまでの営業、出来立て、多頻度小口配送など)
品質差(オリジナル化、機能の複合化、商品の差別化など)

といったさまざまな形の「差」を発見して、他業者、他商品との「差」をつければ、生き残っていくことが、可能です。

さらに、最後に忘れてならないのが、

温か差(おもしろい、かわいい、のんびりできる、ほっとする、など)

という「労働集約型」の差です。中小零細の場合は、お金のかかる「装置型」の差では勝負できません。しかし、人に依存する率の高い、この「温か差」なら勝てるはずです。

つまり、さまざまな形の「差」を発見して、他業者との「差」をつければ、大小を問わず、生き残っていくことができます。

このように、「差」を見つける癖が、商売成功の鍵と言えるのではないでしょうか。


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[ 2009/02/18 08:19 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

商売は、価格差・時間差・品質差と温か差(1)

リスボン市電・アルファマ地区/photo by福家金蔵
以前、「商売で成功する秘訣は、一言で、何ですか?」と、きかれたことがありました。その時は、「一言では、難しいです」と逃げたような記憶があります。

しかし、今、同じ質問をされたら、真っ先に、「」という一文字を挙げると思います。差のあるところに、商売のネタが潜んでいます。この「差」を埋めることが、人にも喜ばれ、お金儲けにつながります。

古くは、大航海時代(15~16世紀)スペイン、ポルトガルなどの諸国が、卓越した航海技術をもとに、航路や新大陸を次々に発見?(日本も発見されたことになっている)しました。

その発見により当時、ヨーロッパで不足していた香辛料、銀などが貿易を通じて、(貿易は商品の内外価格差を利用したビジネス)次々に、輸入されてきました。また、植民地政策によって、その貿易の権利を独占し、安定輸入することにより、巨万の富を築くこととなり、スペイン、ポルトガルなどの王朝は、繁栄を謳歌しました。

最近では、アメリカのジョージ・ソロスを始めとするヘッジファンドが、世界各国の為替相場、債券相場、株式相場などで、お金に対する適正価値の「差」を発見し、投機を仕掛け、巨万の富を築くことに成功しました。(金融はお金の需要と供給の差を利用したビジネス)

一方、技術革新においても、

(交通)船→鉄道→自動車→飛行機
(通信)郵便→電話→FAX→メール
(情報)新聞→ラジオ→テレビ→インターネット

というように、交通、通信、情報の分野で、急速に進んできました。

今や、瞬時に世界中とネットでつながります。また、飛行機に乗れば、15時間以内で、世界のほとんどの人と実際に会うこともできます。100年前からすれば、とても想像すらできなかった時代に、我々は、今、生きています。

このような技術革新による変化や利用法が「差」を生みます。その生じた「差」(価格差、時間差、品質差)を発見して、機を見て敏に行動していった方が、商売の成功者となっています。

日本においても、任天堂、楽天、ソフトバンクなどの企業が、急成長していますが、時代の趨勢からすれば、当然のことのように思われます。

ちょっと、大きな例になり過ぎましたので、ここで、日常生活の身近なところで、この「差」について、考えてみたいと思います。


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[ 2009/02/17 09:12 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

仕事をサボる人、サボれない人(2)

一方、非常に伸びた会社には、現場の総責任者として、「仕事をサボれない人」が必ずいました。この人たちは、現場の叩き上げが多いため、私のような存在が、本当は嫌いです。社長に近い人物かどうかなど、お構いなしで、無視してきます。

でも、これでいいんです。ここが腕の見せ所です。現場を見ながら、その人が、ハッとすることをさりげなく言います。

「現場を見抜く鋭い目」と「現場を歩き回って得た情報」があれば、相手に『お主、なかなかやるなあ』という心境にさせることができます。そうなれば、すぐに、認めてくれます。そして、仲良くなれます。

こうなれば、速いのです。現場の問題箇所を発見し、それが、なぜ悪くなっているのか?どうすれば改善できるのか?口頭で、しかも抽象的な言葉での打合せしか行わなかったとしても、翌月の訪問日には、現場の改善がなされているのです。

この「サボれない人」は、部下からも慕われています。したがって、従業員全員が協力してくれるので、実行スピードも速くなるのだと思います。

月に1回しか訪問しなくても、どんどん業績が上がっていきます。こんなにラクなことはありません。

このように、仕事をサボる人と仕事をサボれない人は、マネジメント方法が全く異なります。

例えば、部下の中で、この人は「サボる人」だと、判断したら、遊ばせてはいけません。自由を与えてもいけないと思います。

分単位の時間管理表を作成し、1日中、仕事を埋めて、空き時間を完全になくすようにします。しかも、その行動を現場で、目を見張らせ、厳しくチェックしなければなりません。

反対に、この人は「サボれない人」だと、判断したら、管理など余りしません。自由な時間をできるだけ与えるようにします。自分で、仕事の段取りをつけて、自分の意思に基づいて、行動してもらうのがいいと思います。

もちろん、暴走を防ぐため、客観的な基準で、自分の行動をコントロールしてもらう必要はあります。朝礼で、前日までの、経営数値データの発表を義務づけ、軌道修正を図るように促すくらいで十分です。

もし、「サボれない人」から相談を求められたら、適切なアドバイスをするくらいの関係でちょうどよいのではないでしょうか。

このように、両者への接し方は、180度違ってくると考えられます。

その結果として、「サボる人」には、最低限の給与で勘弁してもらうしかありませんが、「サボれない人」には、業績次第で、給与を奮発します。

もし「サボる人」にも、高い給与を払っていたら、すぐに改め、年齢、学歴、性別、国籍を問わず、「サボれない人」を抜擢し、給与面でも優遇するのがベターです。

そうすることによって、組織も潤滑になり、従業員全員がやる気になって、業績も向上していくからです。

つまり、経営者の目が曇らずに、「サボる人」と「サボれない人」を識別し、マネジメント方法と待遇、処遇を適切に行うだけでよいのです。

この大事な識別が、たった1日で見抜けるのですから、こんなにラクなことはありません。すぐに試しても損はないのかもしれません。


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[ 2009/02/16 08:20 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

仕事をサボる人、サボれない人(1)

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この社員は伸びるか?伸びないか?を、たった1日で人を見抜く方法があります。

それは、いたって簡単です。人事権と報酬権のある人(経営者か経営幹部)が、その社員から見つからない場所に隠れるのです。

そして、隙間から、どういう行動をとるのか1日観察するだけです。

誰も見ていないようなところでも、もくもくと働いていたら伸びる見込みが大いにあると思われます。

頭が良く、要領もいいが、仕事をサボる”ウサギくん”と、頭が悪く、要領も悪く、仕事をサボれない”カメくん”がいたとします。

初めの1年間は”ウサギくん”が勝つと思います。しかし、3年くらい経つと、”カメくん”が必ず逆転してくるのです。将来的に、「伸びる」という点では、サボれない”カメくん”に軍配が上がります。

頭が良く、要領もよく、仕事をサボれない”ウサギさん”が一番いいに決まっていますが、そんなに数多くいません。少々いたとしても、中小零細企業には、間違っても、入ってこないと思われます。

したがって、中小零細企業では、このサボれない”カメくん”を採用するのがベターです。

このように、人を、大きく二つに分けると、「サボる人」と「サボれない人」に分かれると思います。

「サボる人」は、なぜサボってしまうのでしょうか?その理由は、以下のようなことが考えられます。

1.お金を払っていただけるお客さんより、給料をくれる社長の方が大事だと考えているから(客志向の欠如

2.いい仕事をしようという職人魂に欠けているから(プライドの欠如

3.給料は権利として、与えられるものだと思っているから(経営感覚の欠如

ところで、私は、この15年で、数多くの会社の仕事をさせていただきましたが、ほとんどが中小零細企業です。その中には、非常に伸びた会社もあれば、余り伸びなかった会社もあります。

余り伸びなかった会社は、なぜ伸びなかったのか?
もちろん、私の力の無さもあります。しかし、じっくり冷静に分析すると、ここでいう「仕事をサボる人」が現場の総責任者に就いていたからそうなったことがほとんどです。

この「仕事をサボる人」は、私が、社長に近い人物だと察すると、掌を返したように、すぐに、ヨイショしてきます。缶コーヒーなどをさりげなく、私だけに、おごってくれます。これは、要注意です。多分、陰では、ボロクソに言っているのだと思います。

こういう人に対しては、打合せ事項を、きっちり紙面に書き写し、翌月の訪問日に、行動の有無をチェックしなければなりません。こういうことをしても、翌月の会議で、出てくる言葉は、上手な言い訳のオンパレードです。


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[ 2009/02/15 07:32 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

無名人の幸福、知名人の不幸、有名人の大不幸

ボカシ加工の福家金蔵
この人はいったい誰でしょうか?ボカシ加工された謎の人物は、指名手配の犯人でしょうか?
この謎の人物とは、何を隠そう「私」なのです。

それでは、なぜ、ボカシ加工をしているのでしょうか?
それは、ブサイクな顔だからではありません。(そういう説も一部にはありますが、本人は否定)
その理由は、顔を出すのがイヤだからです。無名人でいたいからです。

なぜ、イヤなのか?それは、地元で、「良くないこと」「恥ずべきこと」「情けないこと」もしながら、ひっそりと一生暮らしたいからです。

例えば、先生、お坊さん、議員といった職業の方たちは、地元から離れたところで、羽目を外すしかありません。地元では、ニコニコ、シャキシャキ、いい顔、いい身なりで振る舞わなくてはいけません。

相当なプレッシャーです。ストレスが溜まると思います。つまり、顔が売れる(有名人になる)ということは不幸でもあるわけです。

地元だけならまだいいですが、テレビなんかに出てしまったら、もう大変です。芸能人は、顔を隠して、変装しないと街に出られません。

そうしないと、「あれ!あの人と違うの?」と見つけられてしまいます。しかも、ブスっとしていたら、「あの人テレビと違って感じ悪いわよ」と皆に言いふらされてしまいます。したがって、日本全国どこに行っても、羽目を外すわけにはいきません。

さらに、落ち目になっても、「あの人よ、昔テレビによく出ていた人よ」と噂されます。こうなると、引退後も、ゆっくりと暮らせません。

したがって、有名人になるなら、トコトン有名になって、ガッポリ稼いで、シコタマ貯金しておかないと、やってられないと思います。中途半端な有名人では、人生の割が合わないのではないでしょうか?

以前、某県の高額納税者の方(最高で県2位、億単位の納税額)の新居を訪ねたことがありました。まだ、高額納税者が新聞で発表されていたころです。

この方のお家は、電車やバス路線から離れた、景色のいい、ひっそりとしたところでした。ここに引っ越す前は、街中で暮らされていました。この邸宅は、カメラだらけで、防犯対策も完璧でした。もちろん、警備会社とも契約されていました。

この方曰く、
「高額納税者として新聞に載って、いいことなんか何もないですよ!」
「ご近所さんも旧友も付き合いづらくなるのか、よそよそしくなってきました」
「自分や家族の身の危険も心配しないといけなくなりました」

さらに、この方曰く、
「税務署に申告に行っても、感謝の言葉なんて何もないですよ!」
悪人を見るような眼で見つめられるだけですよ!」
「本当は、引っ越しなんかしたくなかったのに・・・」

このように、顔が売れた「有名人」だけでなく、名前が知れ渡ってしまった「知名人」もある意味、不幸だと思いました。

世間では、名前が売れ、顔が売れることを、人生の目標にされている方もいます。しかし、「有名人」「知名人」のマイナス面もしっかり考えておくべきだと思います。

できることなら、そこそこ稼げる商売に「無名人」として従事し、引退後、ゆったり、ゆっくり暮らしていけるのが幸せではないでしょうか。

この「小さな幸せ」こそが、本当は、一番「大きな幸せ」なのかもしれません。


[ 2009/02/14 08:36 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

販促カレンダー2~ChangeはChance~

このような行事は、その瞬間にしかないからいいのだと思います。「季節限定」だから、来年もまた見に行きたくなります。

また、今年見落としてはいけないという心理も働くのではないでしょうか。

ずっとあるものは、例え、日本一のものであっても、一回見れば、何回も見に行く気にはなれないものです。

実際に、自分の行動を分析しても、50年近い人生の中で、東京タワーには1回、大阪城には2回、奈良の大仏には3回しか行ったことがありません。

しかし、桜のころ、大阪城公園を散策したことは何回もあります。新緑のころ、奈良に行って、鹿にせんべいをあげたことも何回もあります。

このように考えると、一生に数回しか行く必要のない建物や施設より、その季節にしかない「花」や「行事」や「祭り」の方が、よっぽど集客効果が高いのではないでしょうか。

人を呼ぶのには(集客するには)、新規客を呼び込むより、既存客に、年に何回も来てもらうような「リピーターを増やす」作戦がよっぽど大切です。

リピーターを満足させると、その知り合いの、新規客(ビギナー)を連れてきてくれます。そのため、黙っていても、新規客が増えていきます。

リピーターに喜んでもらえるためには、二十四節気を参考にして、月2回、当たる企画を立てていくことが一つの目標になります。月2回、売場を変化させていくことが一つの目標になります。

もし、季節感のない商品を取り扱っているのなら、世の中の行事に乗っかっていくのがいいと思います。

敬老の日、孫の日、ハロウィン、いい夫婦の日、何にでも乗っかればいいと思います。創業祭やバーゲンだって、大切な企画です。

今、売れているお店は、大きな店ではないと思います。「キレイでクルクル変わる」ように見える店ではないでしょうか。

とにかく、「商いは飽きない」です。変わっていかねばなりません。二十四節気を参考に、気候の変化や行事などで、販促カレンダーをつくり、実行してほしいと思います。

小が大に負けないのには、CHANGEです。CHANGEしなければ、小が大に飲みこまれてしまうのは物理的にも歴史的にも必然です。

とにかくCHANGEすれば、心もCHANGEします。
心がCHANGEすればCHANCEが訪れるのではないでしょうか。
CHANGEはCHANCEかもしれません。


販促カレンダー1~二十四節気~に もどる

[ 2009/02/13 09:02 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

販促カレンダー1~二十四節気~

銀閣寺/photo by福家金蔵 二十四節気をご存知でしょうか?二十四節気という言葉は知らなくても、
立春(2/4)、春分(3/20)、夏至(6/21)、大暑(7/23)、秋分(9/23)、冬至(12/22)、大寒(1/20)などの言葉はよく耳にされていると思います。

でも、啓蟄(2/5)、穀雨(4/20)、芒種(6/5)、霜降(10/23)などの言葉は、余り耳にされていないかもしれません。

二十四節気とは、1年を24(1ヶ月を2)に分けて、季節の変わり目を24の言葉で示したものです。もともと、二十四節気は、生活暦としてだけでなく、農業暦としても活用されてきたものです。

どうも、日本人には、この年24回(月2回)の変化を、季節感として感じるDNAが、体に刻み込まれているように思えます。

販促カレンダーで、販売企画を立てる時も、売場企画を立てる時も、年に24回変わるように、計画することが多いのです。

2週間ごとに、変化する(変化しているように見える?)こと」が、日本では、商売の秘訣になるのかもしれません。

ところで、私は、京都が好きで、年に数回訪れます。社会人になってから、100回近くになっていると思います。

京都には、魅力的な神社仏閣、観光施設が数多くあります。しかし、それらの名所旧跡巡りだけなら、いくら京都といえども、20回くらいで飽きてくると思います。

しかし、いまだに、飽きないのです。これは京都の「奥深さ」が醸しだすものだと感じています。

その「奥深さ」とは何か?と考えましたら、それは、京都人の知恵として、住んでいる者が、飽きないように、歴史を重ねながら、編み出してきた行事が大きな要因ではないかと思いました。

京都には、さまざまな年中行事があります。

1月上旬初詣、初釜(お茶会)
1月中旬厄除け
2月上旬節分(追難式)
2月下旬梅花祭(観梅)
3月上旬ひな祭り
4月上旬お花見
4月上旬花まつり(釈迦の生誕
4月中旬都おどり
5月上旬鴨川おどり
5月上旬流鏑馬神事
5月中旬葵まつり
6月上旬薪能
7月上旬七夕
7月中旬祇園祭り
8月中旬五山送り火(大文字)
9月下旬お月見
10月下旬時代祭
11月下旬紅葉狩り
12月下旬除夜の鐘、おけら詣り
その他

壬生狂言、東寺弘法市、鴨川貴船の川床など


 など、目白押しです。行事に事欠きません。


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[ 2009/02/12 08:50 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)

型にハメられる人と自ら型をつくる人(2)

このように、一流の人は、皆、自分の型というのを持っています。
芸人には、芸風
音楽や美術といった芸術家にも、作風
という本人が苦労して築きあげてきた型があります。

日本人は、人を型にハメる教育は大好きですが、型にはまらない人を教育するのは苦手のように感じます。

企業は社員を一人前にしようとすると、型にハメた教育をして、全員をある一定水準までに引き上げようと考えます。それはそれで正解ですが、これをずっとやっていると、皆が考えて行動することが少なくなるように思います。

これだけでは、中のレベルまで、短期間に社員の能力アップができても、上のレベルにまで、引き上げるのはなかなか難しいのではないでしょうか。

私は、型にハメられるのが嫌いで、型を教え込もうとする先輩の意見に「馬耳東風」を決め込み、適度な距離を置いてきました。

しかし、一般的に、人のいい先輩ほど教え魔だったと思います。そのため、断るのが難しく厄介なこともありました。正直、放っておいてほしかったのですが、なかなか、その辺のところを分かってもらえませんでした。

実際のところ、型にハメられるより、自分の型をつくっていくことの方が断然楽しいはずです。仮説を立てて、実証するのは、ゲームをするのと同じだからです。そうすると、仕事が趣味になっていき、苦痛でなくなっていきます。

仕事以外でも、自分の頭で考えて、

例えば、

おいしい料理を早く安くつくる方法
家を早くきれいに掃除する方法
水光熱費を月に3000円節約する方法
スケッチをきれいに簡単に描く方法
部下を笑わせる方法
次の駅で降りそうな人を見分ける方法
朝の渋滞に巻き込まれない方法

などテーマを決めて、それらを研究、追求していると、楽しいものです。

また、このテーマの追究によって体得した、得意分野を持てば持つほど、人間の魅力がどんどん増していくのではないでしょうか。

このように、仕事であれ、仕事以外であれ、何でも、仮説と検証を繰り返しながら、自分の頭で考えて、型をつくっていくという行為は、「道」の追究と言えます。

この道の追究こそが、最大の楽しみであり、最高の遊びです。これを奪うことは、よくないことだと思うのです。

逆に考えれば、道を極めるように仕向けることこそが、最高の「人を伸ばす方法」かもしれません。


型にハメられる人と自ら型をつくる人(1)に もどる

[ 2009/02/11 09:33 ] 出世の話 | TB(0) | CM(0)

型にハメられる人と自ら型をつくる人(1)

シドニー・タロンガ動物園の顔ハメ看板/photo by福家金蔵
以前、家の庭に小さな畑をつくったことがあります。畑は、最低50センチ以上の深さの土にしなければ、おいしくて立派な野菜、芋類は収穫できません。約1坪弱のスペースなのですが、計算したら、2m×1m×0.5m=1立方メートルになりました。

当初は、鍬で掘ろうとしたのですが、鍬の先が瓦礫に当たり、カチーンと音をたてて、火花が飛び散るありさまでした。手もしびれましたし、体力的にも限界でした。

この作業(瓦礫や砂利を取り除き、ふかふか土に入れ替え、野菜苗を植えつける)を鍬でまともにやっていたら、おそらく4~5日はかかったと思います。しかし、そんなに休日はありませんし、買ってきた野菜苗はできるだけ早く植えなければなりません。

そこで、思案して、横から掘る方法を考えました。その仮説を実証すべく、まず、狭い範囲(40~50cm四方)を鍬で、徹底して、深く掘り起こし、その堀穴(深さ50cm)に入り、地面の下から、角スコップでトンネルを掘る要領で、瓦礫だらけの土を削りとっていきました。

すると、面白いように、瓦礫(瓦、レンガ、タイルのかけら、コンクリート片など)が取り除けたのでした。この作業は、1日もかからずに、終えることができました。4~5日かかりそうだったのが、1日弱でできたのです。つくづく、仮説を立てて実行することが大事だと感じました。

まあ、この話は、どうでもいいことなのですが、

どうしたら、早くできるか、
どうしたら、安くできるか、
どうしたら、うまくできるか

を考えながら、仕事をすることは、大事なことではないでしょうか。そのためには、絶えず、自分の立てた仮説と検証を繰り返しながら、仕事を進めていくことが大切だと思います。

少し前に、イチロー選手の本を読んだのですが、同様のことが書かれていたので、すごく感激しました。

彼は、ここに来たら、ほぼ100%ヒットという、完璧なるゾーンというのを持っています。自分の得意な型をつくりあげ、相手投手を、自分の型に、どう引き込んでいくかを考えながら打席に入っています。

その型をつくりあげていくプロセスの中で、数々の仮説と検証を繰り返してきました。「振り子打法」という型が完成するまでに、「Plan→Do→See」が数えきれないくらいあったのです。

要するに、絶えず自分の頭で考えて行動しているのです。自分の頭で考え抜いた人は、自分の型を持っています。

プロ野球選手で言えば、イチローの「振り子打法」だけでなく、マサカリ投法、一本足打法、神主打法、トルネード投法、コンニャク打法、ガニマタ打法、サブマリン投法など名選手ほど、自分の型を作り上げて、成功しています。

投げた球を打つスポーツの野球だけでも、これだけ、多くのいろいろな型が生まれてきました。

このような打法や投法は、コーチが型にハメて、教え込んで、完成したものではないと思います。本人が、試行錯誤を繰り返しながら、仮説と検証を繰り返し、自分の体型と身体能力に合わせて自ら型を完成していったものではないでしょうか。

おそらく、このような型をつくった名選手に対して、コーチは、アドバイスやヒントを少し与えるぐらいだけだったと思います。コーチにとって、自分の思いどおりに指導できない面白くない選手だったのかもしれません。


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[ 2009/02/10 07:47 ] 出世の話 | TB(0) | CM(0)

お祝い金相場と内祝いギフト(2)

3.普及途上で、赤丸急上昇の商品

昔は、メロンや数の子は、もらうとうれしい商品でした。なかなか、自分のお金では買えない商品の代表格だったのですが、今や、価格が下がり、ギフトとしての魅力が薄れてきました。

日本一高級な商品を扱うことで有名な、東京のフラワーショップの元店長から聞いた話ですが、バブル期の初め(80年代後半8000円のシクラメンが、法人用のお歳暮として、12月だけで、8000鉢売れたそうです。

1月1品6400万円です。今では、信じられない数字です。今は、その30分の1も、いかないと言われていました。景気が良かったことや、ボリュームがあったことも売れた要因かもしれませんが、やはり、一番の要因は、その当時、シクラメンがあこがれ商品で、自分のお金ではなかなか買えないけれど、もらうとうれしい商品の代表格だったからだと思います。

4.消耗品

すぐなくなって、家の押入れに少々ストックになっても困らない商品もギフトに向いています。例えば、石鹸、洗剤、タオル、砂糖、そうめん、ビール、コーヒーなどの商品です。身近な贈り物や内祝いとして、こういった商品が使われる場合が多いようです。

このように、ギフトに向く商品は、少し変わった性格を有しています。この性格を理解できない人が、商品開発したら、うまくいかないと思われます。

また、この性格だけでなく、どういう用途に、その商品が使われているかが、わからないと、これまた商品開発できません。

贈る用途として、誕生祝い、結婚祝い、出産祝い、新築祝い、開店祝い、入学祝、お中元、お歳暮、母の日、父の日、敬老の日、バレンタインデー、お見舞い、叙位叙勲などがあります。

そして、それぞれの用途に、お祝い金相場が存在しています。お返しの用途として、結婚内祝い、出産内祝い、入学内祝い、ホワイトデー、快気祝い、法要などがあります。

したがって、同じタオルの2000円でも、快気祝いで出るタオルと出産内祝いで出るタオルは全然違います。快気祝いのそれは、地味な色柄です。出産内祝いのそれは、かわいい動物柄(赤ちゃんができた間接的表現か?)が多いのです。

ところで、贈る方は、モノより、商品券や現金の場合が多いのが実情です。でも、お返しは、必ず、モノになります。しかも、贈られた1人が大量の人にお返しします。ギフトマーケットの面白味は、むしろこのお返し(内祝いギフト)にあると思うのです。

しかし、街を歩いていて、雑貨の店に入っても、お祝いギフトの商品ばかりが並んでいます。内祝いギフト(お返し)という視点が欠如しているように思います。したがって、大抵の人は、カタログ通販、ネット通販やデパートに行ってしまうことになるのです。もったいないことをしています。

このように考えると、まだまだ本当の意味で、ギフト商品の開発がなされているとは思えません。ギフトが売れなくなったと言われていますが、真剣に、用途と予算とギフト商品特性を研究して、商品開発すれば、まだまだ、ヒット商品を作ることが可能だと思います。

私には、伸びる余地が相当残された分野に見えるのですが・・・


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[ 2009/02/09 09:40 ] お金の話 | TB(0) | CM(0)