とは考

「・・・とは」「・・・人とは」を思索

法律とは

1.法律とは、
「善良な市民のことを考えて厳しくするもの」です。厳しい法律がないと、悪人が世にはびこるからです

2.法律とは、
「正直者がバカを見ないためにあるもの」です。しかし、法律を厳しくして、正直者を優遇すれば、世の中が窮屈になるものです

3.法律とは、
「不真面目な人たちが増えると、複雑になり、真面目な人たちが増えると、簡易になるもの」です

4.法律とは、
「法律の裏を熟知し、それを巧みに利用しようとする法律家をつくってしまうもの」です。イタチごっこになるのが宿命です

5.法律とは、
「必要に迫られたときにだけ、意識されるもの」です。事前には、ほとんど意識されていないものです

6.法律とは、
「情を考慮に入れないもの」です。掟とは、「情を考慮に入れるもの」です

閉鎖的な社会とは

1.閉鎖的な社会とは、
「国家であれ、会社であれ、一握りの人たちによって、支配されているもの」です。あるのは、親分と子分の関係だけです

2.閉鎖的な社会とは、
「よそ者を敵とみなすもの」です。または、「カモとみなすもの」です

3.閉鎖的な社会とは、
「『飛び込み営業』や『一見さん』を嫌うもの」です。そういう社会では、有力者の紹介状が必要です

4.閉鎖的な社会とは、
「一攫千金を悪とみなすもの」です。地道に努力しないといけない窮屈な社会です

文明とは

1.文明とは、
「先に先に、進んでいくもの」です。文化とは、「過去と地域にとどまるもの」です。人間は、文明と文化のバランスで生きているのです

2.文明とは、
「開放空間での雑多交流で生まれるもの」です。文化とは、「閉鎖空間での純粋培養で生まれるもの」です

3.文明とは、
「万国共通の合理的な産物」です。文化とは、「地域特有の感覚的産物」です

4.文明とは、
「滅びて、再生していくもの」です。文化とは、「残っていくもの」です

5.文明とは、
「進めば進むほど、人間の機能を退化させていくもの」です

福祉とは

1.福祉とは、
「自分でできるように手助けしてあげるもの」です。そして、その障害となっている原因を取り除いてあげるものです

2.福祉とは、
「『援助』ではなく、『自助』させるもの」です。つまり、『助けて』の声が上がるまで、じっと待機するものです

3.福祉とは、
「いつでも馳せ参じる準備と覚悟のある人がする仕事」です

4.福祉とは、
「平等でないといけないもの」です。だから、政府がやるべきものです

ブームとは

1.ブームとは、
「大衆の中から突然巻き上がるもの」です。トレンドは、特定の階級や集団から自然に湧いてくるものです。ブームの息が短いのは、そのためです

2.ブームとは、
「商売的には、来るのを待ち構え、もし来たら、その機を逃さずに、乗っていくもの」です

3.ブームとは、
「最初に違いのわかる人が気づき、やがて、火が点き、燃え上がってくるもの」です。最初から、一斉に燃え上がるわけではないものです

4.ブームとは、
「流行に名前がついて、大流行になった現象のこと」です

犯罪とは

1.犯罪とは、
「自暴自棄になった奴が起こすもの」です。目つきを見ればわかるものです

2.犯罪とは、
「世間につまはじきにされ、居場所のなくなった奴が起こすもの」です

3.犯罪とは、
「目先の利益しか考えられなくなった奴が起こすもの」です。つまり、後々の不利益を考えられない奴が起こすものです

4.犯罪とは、
「元犯罪者から直接話を聞いて、それを躊躇させることができれば、減るもの」です

凡人とは

1.凡人とは、
「似た者同士で群れる人たち」です。そして、才能ある人をその群れから追い出す人たちです

2.凡人とは、
「才能ある人を評価できない人」です。評価できたら、凡人から脱け出ていたはずです

3.凡人とは、
「良し悪しを判断できずに、みんなに意見を合わせようとする人」です。もし、良し悪しが判断できても、みんなの前で立場を表明できない人です

4.凡人とは、
「一度決めた約束を守ろうとし、一度信じた人を疑おうとしない人」です。誠実な人ですが、頭の固い人です

5.凡人とは、
「組織に不合理なことがあっても、見て見ぬふりをする弱い人たち」です

6.凡人とは、
「怠惰で怠慢な人」です。要するに、怠け癖がついている人です

7.凡人とは、
「ずる賢い奴が仕掛けた遊びを、何のためらいもなく愉しんでいる人たち」です

8.凡人とは、
「上を見すぎず、横も見すぎず、淡々と生きていけばいいもの」です

反権力者とは

1.反権力者とは、
「隙あらば、権力者になろうとしている奴のこと」です

2.反権力者とは、
「大衆の嫉妬を上手に利用しようとする奴」です

3.反権力者とは、
「権力者に恐れられているもの」です。権力者はその言動を抑えるために、お金や勲章を与えるものです

4.反権力者とは、
「給金や勲章を受け取ってはいけない人」です。給金や勲章をもらった反権力者は、『反権力』の仮面を被った商人です

敗者とは

1.敗者とは、
「負けた言い訳を先に考えている人」です。勝者とは、「勝つことしか眼中にない人」です

2.敗者とは、
「自分を棚に上げて、他人の批判ばかりするもの」です。勝者は、その逆です

3.敗者とは、
「不平を言うだけではなくて、悪態もついてくるもの」です。勝ち負けは性格まで変えるものです

4.敗者とは、
「生温いところで育った人が多いもの」です。勝者とは、「厳しいところで育った人が多いもの」です

5.敗者とは、
「言い訳が許されない人」です。勝者とは、「言い訳が愛嬌で済まされる人」です

プライドとは

1.プライドとは、
「自分が弱いときは必要だけれど、強くなったら邪魔になるもの」です

2.プライドとは、
「奴隷にされるのを防ぐ気持ち」です。商売には邪魔になるものです

3.プライドとは、
「目標に向かって走っているときは、消えているもの」です。立ち止まっとき、見え隠れしてしまうものです

4.プライドとは、
「内に秘めるもの」です。それを外に出してしまったなら、嫌みととられるものです

品格とは

1.品格とは、
「立居振舞いや身のこなしの美しさに表れてくるもの」です

2.品格とは、
「顔に表れてくるもの」です。賢さとは、「貯めたお金に現れてくる」ものです

3.品格とは、
「知性や教養があるのに、それを隠せる人に、にじんでいるもの」です

4.品格とは、
「負けたときの態度、謝るときの態度に表れるもの」です

人の気持ちとは

1.人の気持ちとは、
「高ぶりが持続するのは三日間」です。だから、相手には三日以内に決断を迫ることです

2.人の気持ちとは、
「『やりすぎ』と『こだわりすぎ』に動かされるもの」です。『すぎ』は、心をつかむものです

3.人の気持ちとは、
「お金、出世、異性に惑わされるもの」です。人の考えとは、「権威、主義、理論、道徳に惑わされるもの」です

4.人の気持ちとは、
「わからないことが多いもの」です。わからないと思ったら、そっとしておくものです

反省とは

1.反省とは、
「好調なときにはできないが、不調なときにはできるもの」です

2.反省とは、
「ショックを受けて、ビックリしたときに、できるもの」です

3.反省とは、
「有頂天になって、挫折した後で、できるもの」です。つまり、自惚れるくらいの人のほうが反省するものです

4.反省とは、
「『強い自分』が『弱い自分』を説得すること」です。弱い人には反省などできないものです

5.反省とは、
「自分で自分を叱ること」です。反省の苦手な人は、自分を叱ってくれる他人を持つことです

6.反省とは、
「理想の自分が、現実の自分に向かって、問いただすこと」です

7.反省とは、
「鏡を見るようなもの」です。1日に何度も鏡を見るように、何度も反省すべきです

8.反省とは、
「自分の動き、姿、声を録ったものを見れば、しやすくなるもの」です。つまり、三つ目の眼を持つことです

9.反省とは、
「自分を採点すること」です。自分に甘い人は、自分に高得点をつけ、他人に低得点をつけるものです

ぶれない人とは

1.ぶれない人とは、
「お金があって、信念もある人」です。お金があるというのが第一条件です

2.ぶれない人とは、
「相手の攻撃を受けて立つ人」です。覚悟を決めている人です

3.ぶれない人とは、
「惚れっぽくない人」です。惚れっぽい人は、すぐに飽きるものです

4.ぶれない人とは、
「頑なな目的と固い信念を持ちながらも、目的以外のことは、世の中に柔軟に合わせて生きている人」です

プライドが高い人とは

1.プライドが高い人とは、
「自分の時間を売らない人」です。拘束されたり、束縛されたりするのを嫌う人です

2.プライドが高い人とは、
「資格、検定、家元など、人の虚栄心をくすぐり、競争心を煽る仕事に就いていることが多いもの」です。したたかな人です

3.プライドが高い人とは、
「自分の立場を守るために、平気でウソをつく人」です。謝りたくないからです

4.プライドが高い人とは、
「お金が貯まれば、さっさと引退すればいいもの」です。居続けると、みんなに迷惑をかけるものです

5.プライドが高い人とは、
「勝ちさえすればいいのに、勝ち方にこだわって、負けてしまうもの」です

ほめるとは

1.ほめるとは、
「相手の隠れた美点や長所を発見してあげること」です。観察力がないとできないものです

2.ほめるとは、
「相手の違った側面を探して、口にすること」です。『本当は○○なのでは?』と言ってあげると喜ぶものです

3.ほめるとは、
「過去と現在を比較して、言葉にしてあげること」です。ずっと関心があることを言葉で示すものです

4.ほめるとは、
「相手の自慢に感心してあげること」です。感心には尊敬の念が含まれているので、みんな喜ぶものです

5.ほめるとは、
「言葉でなくても、しぐさでもできるもの」です。『ほめしぐさ』は効果が高いものです

6.ほめるとは、
「自信を与えるもの」です。叱るとは、自信をなくさせるものです。消極的な人はほめて、その気にさせ、積極的な人は叱って、反省させるものです

7.ほめるとは、
「相手のその後の人生を大きく変えるもの」です。ほめた一言は、本物の『お守り』よりも効能があるものです

8.ほめるとは、
「カネも使わず、カラダも使わず、相手の優越感を高めてあげられる行為」です

9.ほめるとは、
「自信がある人のする行為」です。けなすとは、「自信がない人のする行為」です

偏見とは

1.偏見とは、
「知らず知らずのうちに、人や物を評価していること」です。そのほとんどが、幼少期に教えられたことによるものです

2.偏見とは、
「自分に損を与えそうな人にするもの」です。「得を与えてくれそうな人にはしないもの」です

3.偏見とは、
「自己正当化の裏返し」です。臆病者によく現れる症状です

4.偏見とは、
「発言者の言葉の端々に出てくるもの」です。隠そうとしても、すぐにわかるものです

文章とは

1.文章とは、
「目の前に人がいると思って、話しかけるように書くもの」です

2.文章とは、
「誰かに向かって書くもの」です。書く対象を明確にしないと、書けないものです

3.文章とは、
「映像を目に浮かべて、その状況を克明に書き記すもの」です

4.文章とは、
「思いついたことを一気に書き上げ、後で修正すれば、うまく書けるもの」です

5.文章とは、
「義憤がないと、すらすら書けないもの」です。怒りは文章を書くエネルギーです

6.文章とは、
「それが単純であればあるほど、感情的であればあるほど、強く伝わっていくもの」です

7.文章とは、
「短く、リズムよく、起承転結にまとめるもの」です。文章は読まれてナンボのものです

秘密とは

1.秘密とは、
「絶対に漏れるもの」です。秘密を打ち明けた人のほうが悪いのです

2.秘密とは、
「漏らしてしまったら、事実以外の部分も付け加わって、大きく膨らんでいくもの」です

3.秘密とは、
「全部明かしてはいけないもの」です。まだ何かありそうだ、下手に手を出せば反撃されそうだ、と思わせておくものです

4.秘密とは、
「聞いてもいけないし、話してもいけないもの」です。秘密を共有することは、行動や運命も共有することを意味するのです。危険です

話し合いとは

1.話し合いとは、
「時間を割くメリットがありそうだから、するもの」です。メリットのなさそうな人とは、しないものです

2.話し合いとは、
「言い争いの後にするもの」です。最初から話し合おうなどと思うと、不利になるだけです

3.話し合いとは、
「わかりあえない人同士が、わかりあおうとすること」です。根気が要るものです

4.話し合いとは、
「一般化、単純化、客観化する努力が必要になるもの」です

話とは

1.話とは、
「大勢の前でも、一対一で語りかけるようにするもの」です

2.話とは、
「目(色、明るさ、大きさ、動き)、耳(音、声、音楽)、鼻(におい、香り)、口(味、甘苦酸辛)、手(温度、柔かさ、感触)の五感を駆使するもの」です

3.話とは、
「相手の目に浮かぶように語り、緊張させながら進め、最後に『落とす』もの」です。オチがないと締まらないものです

4.話とは、
「落語の謎かけのように、『・・・とかけて』で間をおき、『その心は・・・』でオチをつければ、聞き手は知りたくなるもの」です

5.話とは、
「額面通りに受け取ってはいけないもの」です。人は、力がないとき、強気の発言をし、力があるとき、弱気の発言をするからです

6.話とは、
「自慢話と、くどい話が嫌われる代表格」です。老いてくれば増えてくるので、注意が必要です

ほめ上手の人とは

1.ほめ上手の人とは、
「相手の微妙な変容をほめる人」です。観察力が高くないと、ほめられないものです

2.ほめ上手の人とは、
「相手の持ち物をほめる人」です。服、車、美術品、ペット、花、学歴、出身地等に詳しいと、人の心を開かせられるものです

3.ほめ上手の人とは、
「相手のセンスの良さやこだわりをほめる人」です

4.ほめ上手の人とは、
「間接的にほめる人」です。『○○さんがほめていた』ということ知ると、うれしくなって、その人のことを好きになるものです

5.ほめ上手の人とは、
「聞き上手の人のこと」です。相手の自慢話にうなづいてあげるのは、ほめているのと同じことです

6.ほめ上手の人とは、
「別れ際に、ねぎらいや感謝の言葉を口にする人」です。これができると温かい人、できないと冷たい人と呼ばれるのです

ひきこもり

1.ひきこもりとは、
「違いを強く感じる人に多いもの」です。多様性を認めず、同調圧力を強いる社会では、ひきこもりが増えても止むを得ないものです

2.ひきこもりとは、
「現実逃避できる経済的基盤や支援のある人」です。ひきこもりで貧乏になった人はいても、その逆はいないものです

3.ひきこもりとは、
「昔で言えば、高等遊民のこと」です。ただし、今では、劣等も交じっているものです

4.ひきこもりとは、
「指図したいのに、指図される立場になった人に起きる現象」です

5.ひきこもりとは、
「自分で立てた人生計画を捨てたということ」です。再度、新しい人生計画を立て直す準備期間です

話し上手な人とは

1.話し上手な人とは、
「言いかけてやめる人」です。つまり、関心をつながせるのが上手い人です

2.話し上手な人とは、
「聞き手の無言の反応を読む力のある人」です。つまり、聞き手の目と顔を見ている人です

3.話し上手な人とは、
「相手が話してほしいことを察して、話すことができる器用な人」です

4.話し上手な人とは、
「例えが上手で、相手の頭の中にイメージを描かせることができる人」です

5.話し上手な人とは、
「ネタをいっぱいためている人」です。話し方とは、ネタをアレンジする応用技術です。話は、ネタがないことには始まらないものです

6.話し上手な人とは、
「損得、実績、恐怖、希望、権威、親近感を上手に使い分けて、話ができる人」です

7.話し上手な人とは、
「心地よい『リズム』と『間』を声で操ることができる人」です

8.話し上手な人とは、
「大きい声、明るい声、落ち着いた声、早口、ゆっくりとした口調、つぶやき調など、その場に応じた声や口調を使い分ける人」です