とは考

「・・・とは」「・・・人とは」を思索

『田舎者ですが、なにか?』樋口裕一

田舎者ですが、なにか? (角川文庫)田舎者ですが、なにか? (角川文庫)
(2009/10/24)
樋口 裕一

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著者が定義する田舎者の中には、都会人気取りの田舎者(精神的田舎者)が含まれています。

そういう面も含めて、田舎者の気質、都会人の気質を探り、人との付き合い方に役立てようというのが、この本の主旨です。役に立った箇所が数多くありました。「本の一部」ですが、紹介させていただきます。


・田舎者と都会人には、5つのタイプがある。「都会人気取りの田舎者」「田舎に戻れない都会人」「都会生まれの田舎者」「混じりけなしの田舎者」「どこから見ても都会人」。ほとんどの人が、このどれかに当てはまる

・「都会人気取りの田舎者」は、都会に出てくると同時に都会人のようにふるまい、自分が田舎出身であることを隠そうとする。もし田舎臭さを誰かに指摘されたら、顔を真っ赤にしたり、怒り出したりする

・「都会人気取りの田舎者」は、おしゃれな場所で、ビジネスマンとしての最新ツールを使うのが都会エリートの図柄だと思っている。それが田舎臭いことに気づいていない

・「都会人気取りの田舎者」の行動基準は、「都会人らしく見えること」にある。都会に生まれ育ったように見え、「さすが○○さんは、洗練されていますよね」と、人に思わせることに心血を注いでいる

・「都会人気取りの田舎者」は、周囲に認められ、のし上がっていくための努力は惜しまない。しかし、努力する姿を周囲に晒すのを嫌う。努力やド根性丸出しで、周囲に認めてもらうのはカッコ悪い。それは田舎者のやることと思っている

・「都会人気取りの田舎者」は、いくら好待遇でも地方営業所では嫌だ。本社で力を発揮し、本社で認められたいと思っている

・「田舎に戻れない都会人」は、田舎を引きずり続け、都会暮らしを営んでいる。都会にしばらくいると、「田舎に戻りたい」と思い、田舎にいると、「都会がいいなあ」と思う

・「田舎に戻れない都会人」は、都会の生活にも、土との一体感を求める。家を買うなら、土地付き一戸建てだと確信している。都心から少々離れていても、一軒家を探す

・「田舎に戻れない都会人」は、どちらかというと地味な服装を好む。おしゃれな格好は田舎者の自分に似合うはずがない、自分らしい格好で生きていたいと思っている

・「都会生まれの田舎者」は、都会で生まれ育ったはずなのに、なぜか田舎臭さを持っている。洗練されたところがなく、立身出世を目指し、がむしゃらに努力しようとする。実は、都会育ちのかなりの人がこのタイプ

・「都会生まれの田舎者」は、自分が所属するところが最上と考える。そこに排他的な思考が加味されるため、自分が認めた人間だけで派閥を作ろうとする。この人たちのネガティブな関心は、「外様」に向く

・「都会生まれの田舎者」は、積極的に他人との接触を持ちたがる。それがうまくいかないとき、都会育ちなのに、物々交換の手を使う。旅行や出張先で、必ず土産物を買って帰る

・「混じりけなしの田舎者」は、内と外をはっきり分け、内の人にはベタベタと付き合おうとする。仲間だと思っている人に誘いを断られると「水臭い」と感じる。ときには、内の人間に対して親分風を吹かせたがる

・「混じりけなしの田舎者」には、「鬱陶しい親切」を押し付ける。人のテリトリーに土足で入り込んでいることに気づかない。自分の価値観が最も正しいと信じている

・「混じりけなしの田舎者」は、義理人情を重んじる。このタイプには、「君の力が必要なんだ」といった具合に、義侠心を煽るようなお願いの仕方や指示の出し方を心得ること

・「混じりけなしの田舎者」には、ユーモアがない。共同体の中にいては、視野が狭く、言葉や行動に遊びがないので、言われることを額面通りに受け止めてしまう

・「どこから見ても都会人」(正真正銘の都会人)は、他人に関心が薄い。個人主義で生きているため、できるだけ会社に縛られず過ごそうとする

・「どこから見ても都会人」は、その場で相手に合わせ、自分を変えられる力を持っている

・「どこから見ても都会人」は、そもそも田舎を知らないため、「田舎」「都会」という発想がない。そのため、田舎者のコンプレックスがわからず、無意識に人を傷つける

・「どこから見ても都会人」は、意外にも田舎に憧れる。ずっと都会に暮らしているので、きっと田舎には都会にない素晴らしいものがあると思っている


日本人の類型に、これほどいい分類方法はないと思います。ビジネスでは、この分類に従って、どう付き合っていくかを考えればいいだけです。しかし、プライベートの付き合いでは、同じタイプの人と付き合うと心が落ち着きます。

いずれにせよ、この類型をよく見極めることが、日本人との付き合い方に大切なことではないでしょうか。
[ 2012/02/15 07:02 ] 樋口裕一・本 | TB(0) | CM(0)

『「いい人」になるな、「できる人」になれ・頭がいい人の自己改革術』樋口裕一

「いい人」になるな、「できる人」になれ 頭がいい人の自己改革術「いい人」になるな、「できる人」になれ 頭がいい人の自己改革術
(2006/04/20)
樋口 裕一

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樋口裕一氏の本は、「バカを使いこなす聞き方話し方」「教える技術の鍛え方」に次ぎ、3冊目です。

元人気予備校教師であっただけに、人の伸びしろを見る眼には、鋭いものがあると思います。

この本の中で、共感できた箇所が15ほどありました。「本の一部」ですが、紹介したいと思います。



・善良なだけでは、人生どれだけ損するか、わかっていない人がこの世にあふれている。このままでは、一所懸命にやることだけが美徳と信じている人たちに、世の中汚染されていく

・日本社会では、無意識に「いい人のフリ」をしてしまう。教育、社会理念まですべてが、そうなるように仕組まれている。そして、放っておくと、そのうち本当に「いい人」になってしまう

・行き当たりばったりで、ぶつかった先々で右往左往する人生が嫌なら、戦略を立てることが不可欠。「できる人」を目指すとは、意識的に生きることを始めること

・損させられた、騙された、いっぱい食わされたという状況は、ビジネスに限らず、人間関係においてもしばしば起こる。しかし、それは、その人にその価値しかないと判断されたということ

・感情的に相手に迫るだけでは、正しいギブ・アンド・テイクにならない。相手が自分に働きかけたマイナスやプラスの数値やレベルを正確に把握し、過剰なやり込め、見当違いの仕返しを避け、妥当な対価を見極めること

・「よかれと思って」「あなたのために」という独りよがりな善良さほど、はた迷惑なことはない。こうした行動は、他人への優位性を誇示しているにすぎない。そして、他人の価値を認めていないということに他ならない

・多様な価値観を認められない人とは、社会性の欠如した人のこと。「できない人」の烙印を押されたくなければ、まず相手のさまざまな印、兆候から、価値観を読み取ること

・田舎者ほど世界の最高峰の文化に憧れる。つまり、コンプレックスの裏返し

・怒りを単なるストレスととらえ、酒やカラオケで発散してしまうのか、自分のエネルギーに変えるかで、生き方は大きく変わる

・「嫌い」とは、強烈な関心。嫌いな人は、自分を映す鏡の役目をする。嫌いな理由によって、自分がどういう人間なのかが客観視できる

・自分の中の悪を封じようとする人ほど、すべてをきれいごとでまとめようとする。品行方正だけが取り柄では、人をまとめることも、人の上に立つこともできない

・「できる人」は、「見せたい自分」を演出する能力がある。その場その場に応じて、求められる人物像を自己演出でき、制服を着替えるように、自分を変えていける

・自己アピールとは、自分を高値で売ること。自分の評価はいくらでも自分で高めていける

・「これは誰にも負けない」という武器を決める。まず最初にすべきは、自分の売り物を定めて、自己アピールすること

ガツガツするのは、みっともないという気持ちは、「欲を持つことは悪いこと」という固定観念があるから。欲しいものがあるから、人はあれこれ知恵を絞り、行動を起こす。それは経済活動の基本であるし、健全な社会を築く上で必要なこと

・時間が経過することで、相手は、怒るのが面倒になったり、怒っていたことを忘れてしまう。だから、時間をかけて、失敗やトラブルをごまこすこともできる

修業とは盗むこととイコール。なぜ、この人は仕事が速いのか、なぜ、取引先からの信頼が厚いのか、そこには、何かしらの技とコツがあるはず



著者は、「いい人」「できる人」「できない人」の定義を、実に見事に表現されています。

「できる人」になるには、目標を持ち、それに向けての戦略を練り、積極的に行動していれば、誰でもなれそうな気がします。

できない人」は、その裏返しで、目標を持たず、だらだら過ごしているので、「できる人」に上手に駒として使われてしまう人です。

「いい人」で終わらず、「できる人」になろうとすることが、人間の健全な成長の証しと言えるのではないでしょうか。
[ 2011/10/17 07:18 ] 樋口裕一・本 | TB(0) | CM(0)

『「教える技術」の鍛え方-人も自分も成長できる』樋口裕一

「教える技術」の鍛え方―人も自分も成長できる「教える技術」の鍛え方―人も自分も成長できる
(2009/04)
樋口 裕一

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著者の本を紹介するのは、「バカを使いこなす聞き方話し方」に次いで2冊目です。

樋口裕一氏は大学教授で、人気ノンフィクション作家ですが、元は、予備校の人気講師だった経歴の持ち主です。

つまり、教える技術の最先端にいた方です。読みながら、何度もうなずきました。この本の中で参考になった箇所が25ほどありました。「本の一部」ですが、紹介したいと思います。



・教えるからには、学ぶ側が、自分で考えることができるように強制しなければならない。その強制と自立との兼ね合いこそが、教えるテクニックのすべて

・教えるのに失敗する最大の理由は、生徒の能力を読み違えること

・相手が興味を覚え、身を乗り出して聞いてくれるような面白さが必要

・教える人間は、教える内容を盛りだくさんにするのではなく、できるだけ絞って繰り返し説明する方が、相手はしっかりと理解できる

・予備校で人気がある講師は、大事な点を押さえた上で、「ほかは捨てて、これだけを覚えればいい」と言い切る講師。そして、事実、このように教える講師の方が、間違いなく生徒の力を伸ばす

・授業内にできるだけ生徒に覚えさせ、予習も復習もしなくていいようにすること、授業内にこれまでの復習をさせるように仕向けることが大事

・最初に、段違いの力量があることを生徒に見せつけること。教える人間はなめられてはいけない

・懸命に工夫をして教えようとする人間に対しては、少々教え方が下手でも、生徒は付いてきてくれるもの

・間違った場合、素直に認めるのが原則。妙に強がって間違いを認めず、黙って隠したままにしていると、後々で困ったことになる。さっさと間違いを認めてしまうのが、最も害が少ない

質問に答えられない場合、「きちんと答えたいので、家で調べてくる」と言って、できるだけ誠意を尽くす。そうすると、相手はなめなくなる

・教える人間にとって、自慢するのは、教える内容に信頼を持たせるための大事な要素である

・モチベーションを高めるには、伸びを実感させることが最大のポイント

・ほめる時には、漠然と「よくできました」と言うのではなく、この部分のこの点が優れていると、はっきりと具体的に、そして、本音の言葉としてほめるのが原則

・理屈人間と実践人間、まず自分自身がどちらに当てはまるか自覚する。その上で、生徒がどちらかを見極めて教える。理屈人間は「なぜ、そうなるのか」「どんな意味があるのか」といった質問をする。実践人間は「どうすれば、うまくできるのか」と質問する

・理屈人間には「これ以上理屈を考えても難しいので、とりあえずやってみよう。そのうちわかってくるかもしれないよ」と実践を呼びかける。理屈人間は、実践に移るほうが理にかなっていることを説明されてこそ、納得できる

・「」を強調すること、「危機感」を強めること(学んでおかないと大変なことになる)、「裏技」であるかのように語ること、「目からうろこ」を体験させること、「大袈裟な予告」をすることは、教えるテクニックとして効果的

・最も悪い教え方は、知っていることをすべて教えようとすること

・物事を教える時、大事になるのは教える順序。「単純なものから複雑なものへ」「大事な順」「場面順」

・学ぶ側にも参加させるために質問を交える。先生のほうから「なぜ、そうなると思う?」「こうなると、どうなるだろうか?」「次にどんなことが起こるでしょう」などと尋ねる

・相手の学ぶ気持ちを高めるには、「自分で発見するように導く」「実践させながらわからせる」「手本を見せる」「短期的目標を与える」「ゲーム感覚で反復練習をさせる」「その場で暗記させる」「小テストをする」「うまく宿題を出す」こと

・最初に教える時に、「私語は許さない。私語をする人は出ていってもらう」と宣言すること。私語が完全にやむまで、口を開かないこと

・クラスの交流を盛んにし、お互いに友達関係になるように促すと、教えやすくなり、教育効果が上がる

・生徒のレベルを知るためには、最初に能力判定試験をしてみること

・ぎくしゃくしているクラスを和ませるには、後ろにいる生徒に話しかけるのが有効

・雑談の理想は、生徒の全員が笑うこと。10分に1回の笑いがほしい。授業プランを作ったら、その際、どこで何を話して笑わせるかも考える

・全員相手の授業が終わったら、必ず質問タイムを設ける必要がある。そこでこそ、先生としての信頼を得ることができる



一対多のコミュニケーションは、一対一のコミュニケーションより、テクニックが相当必要です。

多くの人に伝える「技」を学んで、その「裏技」も活用すると、今後の人生、必ず「得」になります。逆に考えたら、学んでおかないと「損」することになります。

大勢の人数を率いる方にとっては、「目からうろこ」の教えるテクニックは必要不可欠です。この本は、そういう意味でものすごく参考になると思います。
[ 2011/02/28 09:03 ] 樋口裕一・本 | TB(0) | CM(0)

『バカを使いこなす聞き方・話し方』樋口裕一

バカを使いこなす聞き方・話し方バカを使いこなす聞き方・話し方
(2006/06)
樋口 裕一

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この本は、バカを体系化した貴重な本です。バカとは何か、バカとはどういう人を指すのかを示したものです。

バカが30以上に分類されていますので、誰でも、どこかのバカに属すると思います。私も、その幾つかに属していました。

この世の中において、バカ及びバカな部分と上手に付き合わずに、生きていくことは難しいように思います。このヒントが、この本の中に満載です。

この本を読み、役に立った箇所が15ほどありました。「本の一部」ですが、紹介したいと思います。



・リーダーとは、一言で言えば、バカを使いこなすことのできる存在である

・リーダーになるべき人が、人望を得て、人々から信頼されるのに、何よりも大事なのは、論理力

・言葉で伝えていることと行動が異なると、部下たちは不信感を抱く。言葉で伝えるのと同じくらい、行動によって伝えなければならない

・バカな人間にもプライドがある。いや、意味のないプライドを強く持っているからバカになっている

・バカであればあるほど、言葉を信じない。言葉に対して、不信感を持っている。自分が言葉を使いこなせずにいるために、言葉に除外されているという意識を持っている。それゆえ。言葉の達者な人間を信じない。理屈を言う人を目の敵にする

バカの話し方には、「ワンセンテンスが長い」「何を言いたいのかわからない」「途中でどんどん話がずれる」「感情的になる」「少ない知識で判断するので、暴論になる」「根拠を言わない」という特徴がある

・「世間の狭いバカ」が世にはびこっている。自分の周囲が自分の世界のすべてなので、外の世界を知らない。そのため、狭い世間ですべて判断する。言ってみれば、田舎者

・「体育会系のバカ」は、元気のよさだけが自分の取り柄だと思って、大声で挨拶したり、先輩に異常に低姿勢だったり、後輩に先輩風を吹かせる

・「すべてにルーズなバカ」は、時間を守らない。約束したことを実行しない。お金のやり取りもいい加減。お金を借りても返さない。物を使うと放りっぱなし。書類はすぐになくし、大事なことはすぐ忘れる。人はいいのだが、自分からは何もしようとはしない

・「大物ぶりたがるバカ」は、まるで自分が大物であるかのように吹聴し、子分を作りたがる。実力がないので、派閥の長にもなれずに、飲み屋に後輩を連れていき、上司の悪口を言い、大きなことばかり言う。態度だけでかくて。仕事はさっぱりできない

・「ワンパターンで考えるバカ」は、応用が利かず、これまでしたことをそのまま繰り返す。また、何かをしなければならない状況になったら、先輩がどうしたのか知ろうとして、それをそのまま真似しようとする。人の影響を受けやすいタイプ

・「情にもろいバカ」は、何が正しいか、どうすれば得かで動かない。相手が人間として、情に厚いか、どれくらい心を込めて対応してくれたかによって動く

・「冗談の通じないバカ」は、悪い人ではない。しかし、融通が利かず、物事をすべて真面目に取り、面白いことは少しも言わず、お笑い番組を見ても面白いと思わない。ちょっと批判めいたことを言うだけで、睨みつけられる

・「自分に自信がないバカ」は、誰かが批判めいたことを言うと、すぐに自分の意見を撤回する。周囲の人が感心して聞いてくれないと、自分の意見を翻す。上司だけでなく、部下に対しても気をつかう

・「無教養バカ」は、視野が狭い。世の中に深い考えがあることを知らず、精神的な価値をすべて金に換算してしまう。単に物を知らないだけでなく、人間として幅が狭い

・「一攫千金を夢見る怠け者バカ」は、今の自分が冴えないのは、運が悪いからだと考えている。この種の人は、巨万の富を手に入れること、大物になることを簡単なことだと思っている。思っているだけならまだしも、口を開いて、それを言う

・「カッコつけバカ」は、容姿がいいわけではなく、カッコをつけても滑稽なのに、おしゃれをし、ハイセンスの店に行こうとする。そして、仕事の上でもカッコをつけようとする。がむしゃらに仕事をやり遂げようとせず、スマートに物事を運ぼうとする

バカと付き合うためには、「わかりやすい言葉を用いる」「あえて反対意見を出させる」「一分以内で話す」「話を一貫させる」「具体的な話をする」「高度なたとえや皮肉は使わない」「メールやメモでの指示は、箇条書きにする」こと



「○○のバカ」の例を10ほど取り上げましたが、この本には30以上記載されています。自分自身が、その例に当てはまることもあると思います。

でも、自分の中にあるバカな部分と、どうつき合うかを認識している人は、バカではありません。本物のバカは、自分がバカであると認識していない人です。

この本は、バカな人が、バカにならないための書ではないでしょうか。
[ 2011/01/24 07:11 ] 樋口裕一・本 | TB(0) | CM(0)