私は、金福寺のある、京都市左京区一乗寺に1年半ほど住んでいたことがあります。このブログを始めるに当たり、「
お金学」に相応しい、いい名前がないかと考えたとき、思い浮かんだのが金福寺でした。
この金福寺の「金」と「福」を使い、「お金を貯めて、しあわせ家族」という意味で、
福家金蔵という名前にしました。
福家金蔵を名乗って、1年以上が過ぎ、お礼に、絶対に行かねばと思っていました。
過去に4回ほど、この金福寺を訪れましたが、この25年ほど、ご無沙汰です。というのは、年3~4回、京都観光をしているのですが、金福寺は、洛北の山麓にあり、周辺の道も狭く、駐車場が1台もないからです。
ようやく昨年12月、紅葉の時期も過ぎた、少し肌寒い平日に、友人のTさんを誘い、
洛北自転車散歩を敢行できました。
念願叶い、金福寺を訪れたのは、昼の2時ごろでした。門をくぐると、受付には誰もいません。
過去4回訪れた際も、観光客と出会ったのはせいぜい2~3人くらいまでです。1回は誰もいなかったので、本堂の畳に寝そべり、庭を見ながら1時間ほど過ごしたことがありました。
余計なお世話でしょうが、広くて美しい庭を維持するお金を、こちらが心配してしまうほど、観光ルートから見放された静かな寺です。
木魚板を叩き、受付のおばさんを呼び、拝観料の400円を払い、25年ぶりに足を踏み入れました。
案の定、観光客は誰もいませんでした。しかし、そこには、本堂の縁側で日向ぼっこする三毛猫がいました。
私たち2人が、靴を脱ぎ始めるやいなや、この三毛猫は、立ち上がって歩き始め、私たちを本堂の中まで案内してくれました。
そして、誰もいない殺風景な本堂で、寺の説明の録音テープを聴いているとき、傍にいて付き添ってくれました。
おまけに、テープの説明が、寺所蔵の文化財に移った時には、その文化財の前まで案内してくれました。
ちなみに、金福寺は元禄末期、松尾芭蕉が訪れ、その後、与謝蕪村が庵を再興した
俳人ゆかりの寺です。さらに、現在まで延々と続くNHK大河ドラマの記念すべき第1回作品「
花の生涯」(昭和36年)のヒロイン「
村山たか女」が尼僧となり生涯を閉じた寺です。
この猫ちゃんが、すっかり気に入り、プクちゃん(「こんぷくじ」なので)と名付けて呼びかけ、畳の上で、額をさすると、喉をゴロゴロ鳴らすじゃありませんか。
さらに、畳の上で仰向けにして、腹をさすると、気持ちよさそうな顔をするではありませんか。こんなに愛くるしく、しかも、人を案内する猫に今まで出会ったことがありません。
自分たちだけに愛想よく振る舞ってくれたのかと思い、Tさんと
「金と福の招き猫だ」
「金福猫との出会いは開運のお告げ」
などと会話が弾みました。
京都から帰って、気になったので、「金福寺」と検索してみると、次候補に「
金福寺 猫」と出てくるではありませんか。検索結果のページをいくつか見てみると、このプクちゃんは結構、有名な猫のようです。
私の撮った写真をこのブログに載せるより、写真の上手な人のブログを見てもらった方が、「招き猫」ぶりがわかるかと思い、次の3つのブログへリンクしました。興味があれば、クリックしてみてください。
京都・金福寺のねこ想いのかけらⅡ 竜胆庵日記金福寺の猫と芭蕉庵 京都ひとり歩きyume_cafe金福寺の「ミーちゃん」 正月なので、何か
縁起のいい話をと考えたときに、この「金福寺の猫」(金と福を招く猫と勝手に解釈)がいいかと思い、記事にしてしまいました。
ところで、現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「ウェルかめ」で、板東英二が演じる「なる金」社長の名は「
福田銀蔵」だそうです。
本年も、昨年同様、このブログのご愛顧よろしくお願いいたします。読者の皆様のご多幸と
金運上昇を願っております。
平成22年元旦 福家金蔵